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八人の最狂ポンコツヒロイン、最強の絆で世界を護るらしい ~結果的にS級冒険者、でもポンコツしかおらん!~  作者: ざつ
本編

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第32話 秘境の温泉地とトラブルメイカー -3

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7. リリアの洞窟探索と奇妙な光る石

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アキナの高所恐怖症による暴走で温泉地が混乱に陥る中、リリアは方向音痴のせいで迷い込んだ洞窟の奥へと足を踏み入れていた。洞窟の奥からは、どこか不気味な魔力が放たれている。


「ん?なんだか、この洞窟、変な感じね……」

「ひっ……この洞窟……危険です……!たくさんの……記憶が……」

「ルナさん!?」


ルナが、洞窟から放たれる魔力に情報過多でフリーズ寸前になる。フィーネは、この状況に頭を抱えた。


「リリアまでーっ!勝手な行動は控えてくださいって言ったでしょうがーっ!」


フィーネの叫びが、秘境の温泉地に響き渡る。


「ったく、本当に手のかかる奴ね。ほら、ちゃんと前を見なさい!」

「リリア……」

「あんたが動けなくなったら、全員が立ち往生するでしょうが!」


リリアはツンデレながらもルナを叱咤激励し、魔力無効化能力で彼女の精神的な負荷を軽減する。ルナはかすかに反応し、断片的な情報を絞り出した。


「……奥に……光る……石……」

「光る石?何よそれ、意味不明だわ」


リリアは首をかしげながらも、ルナの言葉に導かれるように洞窟の奥へと進む。その先には、不気味な光を放つ奇妙な石が鎮座していた。


「なんだこれ……?地図には載ってないわね……」


リリアは光る石に手を伸ばそうとする。その時、フィーネの悲鳴が聞こえた。


「リリア!触らないでくださいーっ!何が起こるか分かりませんから!」


フィーネは、洞窟の入り口が崩れた瓦礫の上で、リリアに向かって叫んでいた。







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8. イリスの分析とセラの奇妙な「美肌効果」

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リリアが洞窟の奥で奇妙な光る石を発見した頃、温泉地ではエルミナが洞窟の入り口を破壊し、セラが魔力を吸い取り始めたことで、さらなる混乱が起きていた。


フィーネが「もう、めちゃくちゃです!」と叫ぶ中、イリスが冷静に洞窟の魔力反応を分析し始めた。


「ふむ。この洞窟から放出される魔力は、非常に純度が高いわね。そして、その魔力が、枯れた源泉に流れ込んでいるようだわ」

「温泉が枯れたのは、アキナちゃんのせいなのに……」

「ええ。しかし、この魔力によって、源泉が再活性化しているわ。

 しかも、奇妙な光を放ち始めている」


イリスの言葉に、フィーネは驚いて温泉の源泉を見つめる。枯れたはずの源泉から、再び湯が湧き出し、奇妙な光を放ち始めていた。


「な、なんだこれ!?温泉が復活したぞ!」

「しかも、なんか光ってる!」


作業員たちが驚きの声を上げる。セラは、その光る温泉に目を輝かせた。


「素敵です!この魔装具を使えば、温泉の効能を最大限に引き出せますね!『聖なる美肌増幅器』起動!」


セラは怪しげな魔装具のスイッチを入れる。温泉から放たれる光がさらに強くなり、周囲の空気が振動する。その光を浴びた作業員の一人が、突然叫び声を上げた。


「な、なんだこれ!?肌がツルツルになったぞ!」

「私もだ!シワが消えた!」


作業員たちは、自分たちの肌がみるみるうちに若返っていくことに気づき、歓喜の声を上げる。フィーネは、その光景に呆然とする。


「えっ……美肌効果……?」


フィーネの胃は、安堵と困惑がない交ぜになった痛みを感じていた。







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9. アリスの歌と「美肌温泉」の宣伝

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温泉地が美肌効果を持つ奇妙な光を放ち始めたことで、会場の混乱は新たな局面を迎えた。フィーネが「な、なんだこれ!?」と呆然とする中、アリスがその異変に気づき、リュートをかき鳴らし、即興で宣伝歌を歌い出した。


「〜♪枯れた温泉は復活し〜、奇跡の光を放つ〜、肌はツルツル、若返る〜、さあ、みんなで美肌温泉へGO!〜♪」

「アリスさん!歌わないでください!余計な混乱を招かないでください!」


フィーネの悲鳴にも構わず、アリスは楽しそうに歌い続ける。その歌声は、美肌効果に歓喜する作業員たちの興奮をさらに煽った。


「ぐおおお……!肌がツルツルになったぞ!最高だぜ!」

「なんだこれ!すごい効能だ!これは大ヒット間違いなしだ!」


作業員たちは、アリスの歌声に合わせて奇妙なダンスを踊り始め、美肌温泉に殺到する。温泉地は、もはや開発現場というよりは、熱狂的な美肌ブームの会場と化していた。


「きゃあああ!みんな、落ち着いてくださいーっ!温泉が溢れちゃう!」


フィーネは絶叫するが、もはや誰にも彼女の声は届かない。彼女の胃は、喜びと絶望が入り混じった痛みで、限界をはるかに超えていた。



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