丘の上の美術部で 第5話 休みの日の出会い
丘の上の美術部で 第5話
休みの日の出会い
『あー 暇 マジやることねぇー』
入学式の日 陽は春休みと同じようにダラーッと過ごしていた
スマホ見たり アニメ見たりの繰り返し
それでお昼ごろまで過ごしていたのだがなんか飽きてきたので少し外へ散歩しに行くことにした
その辺をボーッと歩いていると見かけたことのある顔があった
「どうしたの悠 ...もしかして道に迷った?」
「うん」
「どこへ行きたいの?」
「家」
「どの辺?」
「んーとね 菱松公園の近くのコンビニの裏の通り」
「あーなるほど 大体わかった」
「近い?」
「わからん あんまり外でないから」
「へー じゃあいつも何してるの?」
「スマホかアニメか あとは絵描いたり」
「マジ?! CURVEやってる?」
「うん 一応」
「じゃあ交換しよ!」
「あー 良いよ よかったちょうどスマホ持ってきてて」
...数分後...
「Hikariね...よし!登録完了!」
「あ 来た来た」
「よし! これでいつでも話せるね」
「そうだね」
「じゃあさ 華のCURVEって知ってる?」
「知ってるよ」
「あーマジ? あいつもやってんだ」
「なんで?」
「夜な夜な『蒼井 葡萄』について語れるなって」
『またその話すんのかよかよ』と久しぶりの陽心中ツッコミが炸裂
「陽ってさ誰担だったっけ?」
「え? 『赫阪 太陽』だけど」
「え マジ?! やっぱりそうだよね 主人公だって前騒がれてた奴でしょ」
「そうそう! でも太陽とはもう初めて見た時からもう推しなんだよね!」
「わかる 太陽ってリーダーシップあって格好良くてしかも魔法の火力高いし 最強だよね」
「そうだよね! じゃあさ 太陽の業で一番格好良いと思う技いっせーのーでで言おうよ」
「いいよ」
「「せーの!」」
「「炎化/最大発動+黒炎 隕超越爆打当・神!」」
いや名前長っ(考えるの相当時間かかったぞ)あと揃うんかい
「「...」」
「「そ 揃った?!」
「凄すぎる」
「マジ息ぴったりだった」
「...最初何話してたっけ?」
「...そうだ!俺家に帰りたかったんだ!」
「あーそうだったわ(笑) ごめん」
「いいよ気にしんで 俺も楽しめたし 陽のCURVE貰えたし」
「菱松でしょ えーっと あっちだ ついてきて」
「OK」
こうして陽と悠にも友情関係が築かれたのだった
つづく
ごめんなさい!
陽と悠の話はこんなに長くするつもりはなかったのですが(笑)
ちなみに今回出てきたCURVEは連絡アプリのことです
ブックマーク等をしてもらえますと筆者がものすごく喜びます