丘の上の美術部で 第4話 陽の憂鬱
丘の上の美術部で 第4話
陽の憂鬱
『はぁぁぁぁ』
先刻から陽はため息しかついていない
なぜかって? それは悠と華が打ち解けてしまったからだ
流石の陽も華と悠がたまたま同じアニメを見ていてたまたま2人が同じ推しだったとは思うわけがない
陽もそのアニメは見ているが推しが違うキャラなのだ
「やっぱりさ『青き閃光 次段階水流』が一番格好良くない?」
「だよね! やっぱり『紫の湿地』の『黒き御影の液体獣・神』に攻撃するときのあの演出はマジで神だった」
「いやマジでそれな あとさ...」
『うん 一回お前等私の机から離れろ 五月蠅い』 結構陽は怒っている
「あ ヤバもう時間じゃん」
「はよ座ろう」
やっと静かになったと思ったらチャイムが鳴り3時間目が始まった(2時間目は教科書類をなんやかんやしていただけだから省略したよ)
「えー 3時間目は学活です この時間で自己紹介カードを作成してもらいこの時間と明後日の1時間で完成させてもらいます もし2日で終わらなかったら宿題です」
『はい でました 毎年恒例の自己紹介カードと終わらなかったら宿題にされるやつ 宿題になるやつ全員終わったこと見たことない』
陽はこの時間で文章を終わらせることに成功し 次回色塗りが決定した
そしてチャイムが鳴った
「ではHRです えー 明日はみなさん入学式なので休みです 学校に来ないでください あとは特に連絡はないです」
授業は終わったが帰る人がいない もちろん華は悠とだ
『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』
「マジ帰ったらこのみず(このみずぼらしい国に呪詛を!)見よ」
ただ陽が華と悠と一緒に帰る日が近いのをまだ3人の誰も知らなかった
続く...
みなさんは『このみず』の本家が何かわかりますか?(笑)
ついでに第2話に出てきた『ブルーパープルでブラックでちょっとレディッシュオレンジ』もノーヒントでわかったら天才(どちらも筆者は見たことはありません)
ブックマーク等をしてもらえますと筆者がものすごく喜びます