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ユニークスキルで異世界と交易してるけど、商売より恋がしたい ー僕と彼女の異世界マネジメントー  作者: 二上たいら
第3章 アーリアのダンジョンに挑もう

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第75話 ケーキバイキングを調べよう

 とは言ったもののケーキバイキングのお店がどこにあるのかなんて知らない。お昼時を少々過ぎているし、今からケーキバイキングの店を探して移動しているとお昼抜きになる。


 そもそも近所にケーキバイキングのお店なんかあるのかな?


 メルの圧に負けて、僕は借りている部屋まで戻り、メルと共に日本に転移してスマホを取り出す。


「何をしてるの?」


「ん、調べ物。スマホがあれば大抵のことは調べられるよ。真偽はともかく」


「はえー。図書館まで入ってるんだねえ」


 奈良のケーキバイキングで調べるといくつか店は出てくるが、深掘りして調べると曜日限定だったり、終了しているものが多い。あるいはケーキバイキングをやっているのかやっていないのかハッキリしない感じだ。ケーキバイキング情報ってサイトには載ってるけど、別のサイトで口コミを見るとそうでもない感じだとか。


 公式サイトでケーキバイキングをやってますって書いているところでないと、確実とは言えない。となると奈良県内には無い。大阪まで範囲を広げてみると、なんとか電車で行けるところにありそうな感じだ。


 今の時間は13時半を回ったところ。駅まで歩いて15分、大阪まで電車で1時間、店まではさらに15分は見ておかなければならない。帰ってくるのにも同じくらい時間がかかることを考えると簡単には行けないな。晩ご飯にしてもいいが、それなりに遅い時間になる。


 というか、見つけたお店、ケーキバイキングというより、ビュッフェだ。普通に食事も楽しめる感じ。


「お店は見つけたけど、行くのに1時間半はかかりそうだよ」


「食べ放題なんでしょ。大丈夫だよ。ぺこぺこのぺこにしていくもん!」


「食べ放題とは言ったけど、制限時間があるよ。60分とか90分だと思うけど。……多分、90分だな、これ」


「90分も! そんなに食べられないよぉ~」


「それじゃ今日のディナーコースで予約いれるか」


 僕はスマホを操作して2名で予約を入れようとする。あ、食事処紹介サイトの会員登録してないから、そこからか。メールアドレスを入力して、届いたメールから本登録。個人情報を入力して、と。今度こそ予約に成功する。


「17時に予約したよ」


「17時って何時ぐらい?」


「あー、そこが擦り合わない感じかぁ。30分とか1時間は伝わるのになあ。ええと、今は13時半だから、3時間半くらい後だよ」


「じゃあ、ぺっこぺこのぺこぺこになるね!」


 まあ、メルがいいんなら、別にいいんだ。僕らは玄関までこっそり移動して、メルを玄関に立たせ、僕は2階に上がった。母さんと父さんは土曜日ということもあって、リビングの掃除をしている。共働きで平日はどうしても掃除ができないからだ。


「お母さん、メルと一緒に大阪まで晩ご飯食べに行くことになったから、今日は遅くなるよ」


「晩ご飯まだ作り始めてないから別にいいけど、メルシアちゃんをちゃんと送っていくのよ」


「分かってるよ。じゃあ行ってくる」


「ちょっと待て、和也」


 父さんに呼び止められる。父さんはテレビ台の横に置いてあった鞄から財布を出して、1万円札を僕に差し出す。


「ちゃんとエスコートしてあげるんだぞ」


「ありがとう! お父さん! 助かるよ」


 予約した店はドリンクバーも含めると1人3,000円ほどだ。払えないことはないが、財布にダメージがあったのは確かだ。往復の交通費が1人2,000円くらいだから、合わせてちょうど1万円くらいになる。


 僕は1万円を挟んだ両手で父さんを拝んだ。

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