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ユニークスキルで異世界と交易してるけど、商売より恋がしたい ー僕と彼女の異世界マネジメントー  作者: 二上たいら
第2章 異世界と交易しよう

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第52話 新しい商材を探そう

 今日は10月の22日。メルと約束しているのは明後日だ。その前に商材を確保しておく必要がある。なんなら砂糖だけ明日の土曜日に売りに行ってもいいのだ。せっかく八木駅前まで来ているのだから、買って帰らない手は無い。


 僕は早速100円ショップに向かって店内を物色した。多種多様な物が売られている100円ショップで、とりあえずカゴにガラスポットを5個入れる。透明なガラスグラスなんかも高く売れそうだが、かさばるので今回はパス。


 端から片っ端に見て回っていると、ビーズが目に留まった。高く売れるかも知れないなと思ってカゴへ何種類か入れる。


 次に気になったのは鏡だ。テーブルに置いて使うタイプの四角い鏡をひとつと、手鏡をひとつカゴに入れる。


 傘はあるんだろうけど、折りたたみ傘はさすがにないだろう。旅人や冒険者に重宝されそうな気がする。これもひとつ。税抜き300円だったけど。


 あとは筆記用具だ。あちらでは書き物をするときに黒炭のようなものか、羽ペンを使う。どちらも使い勝手はいまいちだった。ボールペンや鉛筆はきっと便利だろう。


 とりあえずそれくらいだろうか。ビニール袋も購入して精算。1階のスーパーに向かう。とりあえず上白糖1kgを確保。他には、そうだな。かさばらなくて、常温で良くて、高く売れそうな物。


 チョコレート、緑茶、インスタントコーヒーを購入する。とりあえずお試しなので量は少なめだ。


 それでも持って帰るにはちょっと辛い量になった。重さはどうってことないけれど、量が多い。片手は通学鞄で埋まっているからだ。2つのビニール袋を片手に駅に向かう。


 電車で移動して、自転車に乗り換えて自宅へと帰った。


 家にはまだ誰も帰宅していないようだ。車も無ければ水琴の自転車も無い。鍵を開けて早速自分の部屋で砂糖の詰め替え作業を行った。二度目ともなると手慣れたものだ。


 それから各商品を袋から出したり、タグを外したり、シールを剥がしたりする。


 ビーズはそれぞれ種類ごとにガラスポットに移し替えた。量は少ないが、見た目は綺麗だ。


 それから商品をリュックサックに詰めていく。


 これで準備完了。明日アーリアに行って売れるものは売ってしまおう。ついでに合鍵も作ることができれば良い感じだ。明後日を別の用事に使うことが出来る。


 僕とメルの武器はショートソードで、今のところ困ってはいないが、僕らはどちらも防具を身に着けていない。正直なところ日本で購入できる防具のほうが軽くて性能が高そうではあるが、日本円の残金は今日のカラオケと買い物で心許なくなってしまった。防具が買えるほどではない。1度アーリアで見繕うべきだろう。


 アーリアで安定して魔石が手に入るようになれば日本円も増えて、地球産の防具を使うことも出来るようになるだろう。

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