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ユニークスキルで異世界と交易してるけど、商売より恋がしたい ー僕と彼女の異世界マネジメントー  作者: 二上たいら
第2章 異世界と交易しよう

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第48話 中間テストを受けよう

 中間テスト期間前の最後の授業日である18日の月曜日、僕と檜山たちは先生に呼び出されて改めて注意を受けた。流石に中間テストを目の前にして謹慎処分などは下せなかったようだ。


 それでも親に連絡は行くそうで、僕は憂鬱な気分になった。これまでケンカして家族に連絡が行ったようなことはない。そもそも殴り合いのケンカのようなものをやった記憶が無い。家族は不信感を抱くだろう。


 対して檜山たちはケロリとしている。親に連絡が行くことくらい大したことではないようだ。似たようなことは過去に何度もあったのかも知れない。


 補習を受けて家に帰り、母さんが帰ってくると開口一番に怒られた。


「和也! クラスメイトを殴ったって本当かい!?」


「先に殴られたから仕方なく、だよ。でもごめん」


「相手に怪我とかさせたんじゃないだろうね!?」


「そりゃ怪我はさせただろうけど、養護教師の人が回復魔法使えるから……」


「そう言う問題じゃ無いでしょ! 一体どうしちゃったの、和也。ダンジョンから帰ってきてから何か変よ。急に体を鍛え出すし、今度は喧嘩まで」


「体を鍛えるのは悪いことじゃないでしょ。ダンジョンで死にかかって意識が変わったんだ。自分が強くならなきゃいけないって」


「喧嘩するのは強さとは言わないの!」


「でも無抵抗で殴られ続けるのは弱さだよ。お母さん、僕はね、あいつらに日常的に暴力を受けていたんだ。それをずっと我慢してた。ううん、怖くて抵抗できなかったんだ。橿原ダンジョンにだってあいつらに呼び出されて連れて行かれた。僕が抵抗しなきゃあいつらはまた僕を橿原ダンジョンに連れて行こうとするよ」


 僕の告白を聞いた母さんは顔が真っ青になっていた。


「それは本当なんだね? なんでもっと早く言わなかったの?」


「言ったところでどうにかなるとは思わなかったから。分かるだろ。大人から注意をされたところであいつらはもっと狡猾になるだけだよ。僕自身があいつらに噛みついて、こいつには手出しできないって思わせる必要があったんだよ」


「この馬鹿! それでも親には相談しなさい! なんなら今からでも相手のお家に乗り込んで」


「駄目だよ。証拠が無いもの。橿原ダンジョンの件だって向こうは否定してる。水掛け論になるだけだよ。僕は今回の結果に満足してる。これでももしあいつらが暴力を止めないなら、また抵抗する。謹慎とか、停学になるかも知れないけど、僕にとっては命が掛かってるんだ」


「分かった。それが本当ならお母さんは和也の味方だよ。相手やその家族、学校とだって戦うからね」


「ありがとう。お母さん」


 なんとか2度目の平手は避けられたようだ。


 そして中間テストが始まった。


 中間テスト中は毎日午前だけの登校で、1日3教科ずつ、4日間で行われる。つまり金曜日までだ。流石にテスト期間中は先生方も忙しく補習は入らない。


 さっぱり分からない問題に悪戦苦闘しつつ、中間テスト期間を終えた。

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