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ユニークスキルで異世界と交易してるけど、商売より恋がしたい ー僕と彼女の異世界マネジメントー  作者: 二上たいら
第2章 異世界と交易しよう

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第27話 商材を買おう

 僕と母さんは昼過ぎには自宅に戻ってきた。せっかく平日に休みを取ったというのに母さんは日頃疎かになっている家事を始める。僕はちょっと出かけてくると言い、リュックサックだけを背に家を出た。


 駅まで軽く走って、近鉄で大和八木やまとやぎ駅へ。そこからはバスで橿原ダンジョンに向かう。別に父さんとの約束を破ろうと言うわけではない。昨日、ダンジョン内で確保した魔石の換金がまだだったからだ。


 橿原ダンジョンに併設された魔石の買取所に持ち込むと18,000円くらいになった。現金で受け取ってバスで駅まで戻る。ちょっとだけ歩いて駅前の小さな複合商業施設の100円ショップを物色する。


 フルーツのレリーフが入ったガラスポットを発見する。手のひらに載るくらいの小さなガラスポットだ。金属製の蓋もついており、密閉性はそこまでではないだろうが、僕の思う用途には十分だ。


 とりあえずこれを10個購入。


 同じ建物に入っているスーパーで1kgの上白糖を買う。それから袋詰めの黒胡椒100gも購入。

 アーリアの市場では茶色の精製があまりされていない砂糖しか見かけなかった。それでも目玉が飛び出るような値段で売られていた。黒胡椒も同じだ。


 ガラスポットと合わせても2,000円ちょっとしか使っていない。


 まだ資金には余裕があるが、いきなり多い量を持ち込んでも売れなかった時にショックが大きい。これくらいで様子見するのが正解だろう。


 買った物を全部リュックサックに入れて僕は電車で自宅へと戻る。母さんにただいまと言って、部屋に戻った。荷物を置いて、キッチンからキッチンペーパーを何枚か拝借する。


 自室の机の上にキッチンペーパーを敷いて、その上に蓋を開けたガラスポットを置いた。上白糖の袋の角をハサミで切って、ガラスポットの中に移していく。


 あまり目一杯に入れることもないだろう。ガラスポットに3分の2くらいで蓋を閉める。上白糖入りのガラスポットが5つできあがった。


 ブラックペッパーは無理に詰めればガラスポットひとつに入ってしまいそうだったが、半分ずつに分ける。


 これで商材の入ったガラスポットが7つ。空のガラスポットが3つ余ったが、これはまた次回にでも使えるだろう。


 僕はいそいそとリュックサックにガラスポットを詰め込んだ。

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