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魔法の箱庭  作者: 翡翠さん
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1章 春、麗らかに響く part4

「……どうも」

「こんにちは」

初対面の相手とは話しにくいもので、大抵こんな微妙な空気が流れるものだったりする。そういう時は一先ず目の前のことに集中することがいい気がする。

20分程して、向こうから話しかけてきた。

「なぁ」

「はい?」

「お前って同じクラスのやつだよな?」

「えーっと、確かそうだと思うけど…」

「名前なんて言うっけ」

「水嶋大地」

「水嶋か。俺は塚越湊」

つかこしみなと。口にしてみると意外と言いやすい。

「湊か。よろしくね」

特に躊躇う訳もなく僕は手を差し出した。

「ん。よろしく」

相手の反応は随分素っ気ないものだったけど手を握ってくれただけでも優しさが垣間見えたから良かった。

「いつもここで昼食べてんの?」

「そうだけど」

そんなことを話しつつ湊はどかりと隣に座った。

 彼のお弁当の内容はおにぎりが3個と随分質素だった。

「お弁当それだけなんだ」

「あぁ。これくらいしか作れないし」

「そっか」

結局その後は話すことがなくなり、気がついたらチャイムがなり解散という形になってしまった。それがちょっともったいない気がして、「また明日」と湊に言うと黙って右手を上げてくれた。ただそれだけのことなのにどうしてかとても嬉しかった。

相変わらず量が少ないです。もっと文章上手くなりたいなぁ(笑)というわけでpart5でした。まだまだ続きますよー

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