イタリ・カタ・シキレ著 ~魔物は日々進化する~
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『神眼の異端狩人 ~役立たずと追放された分析士はいきすぎた『眼力』≪レベルMAX!≫と『ものまね』で辺境から最強へ~』の世界観説明となります。
読まなくとも本編には影響がございません。
魔物は日々進化している———
我らが住む世界『ミード』は魔物の被害にあえいでいる。
人々は生活圏を守るために、長きに渡って戦いを続けてきた。
『魔』素を操る生『物』、『魔物』は恐ろしく強大で、人類の天敵といえる。
だが悲観することはないだろう。
我々には神の恩寵がある。
天職とスキルは人に残された大きな希望だ。
十三歳になれば『天職授与』の儀式により、誰でも天職が与えられ、大きな力を得る。
これまで様々な天職を持った英傑たちが魔物の脅威を退けてきた。
しかし、魔物を滅ぼすだけの力を持った『勇者』はいまだに現れていない。
あるいは『勇者』が現れた時、歴史は変わるのかもしれない。
『勇者』が現れし時のために、私はここに記す。
魔物を狩るための歴史を。
意思ある者よ。本書を手に取ってほしい。
そしていつか、魔物のいない世を———
イタリ・カタ・シキレ著 ~魔物は日々進化する~ 序文より抜粋
次回より本編開幕です。
序盤を三話ほど公開します。
楽しんでいただけたら幸いです。