2枚。貴重な宝石(10)。
痛みを抑えきれずに線画が立っている方に向かって剣を振り回した.
渾身の一撃だった。
それ以上攻撃する力も防御力も残っていない。
太湖の剣は三日月のような軌跡を描いた。
油断がもたらしたその隙を狙ったが,-----触れなかった。
目の前まで近づいてきた善火の体を合わせるどころか,制服をやっと触れるのに止まった。
'浅い!'
もう少し上体を起こした後に攻撃すべきだった。 もしそうだったら,少なくとも合わせるのには成功するだろうし,この試合で勝利をつかんだだろう!
しかし,最後のチャンスは手を振って遠くへ進んだ。
"----."
線画は何もできない。
ただ目の前に起こったことが何なのかを考える以外には。
状況把握が終わったソンファがこれを聞き,テホとの距離を開けた。 その後,握っていた武器を左肩の上へ持ち上げた。
"まさか---ないやろ""
"止めなければならない。"
"お前の娘さんなの?"
試合を見守っていたイェナの表情が一瞬にして暗くなった。
ハヨンが急いで中継席から飛び出した。
ソンファの姿勢が何を意味するのか知っているユジンとイェナ,ハヨンを含む競技場にある何人かは心配していた。
テホが本当に死ぬんじゃないかと。
"ヨンファだよ!"
"蓮華?"
同時だった。
観客席から"ヨンファ"という言葉が聞こえてきたと同時に,目の前で姿勢を取っていたソンファの姿が消えたのは。
"な,何?!"
目の前に現われた扇画の姿が映り,テホは握っていた木刀を振り回した。
しかし,木刀は何もない虚空を切って,その瞬間など後ろから声が聞こえてきた。
"終わりだ"
痛みは後頭部から感じられた
相手を殺すほどではないが,この戦いでの勝利条件は相手を気絶させること。
その条件を満たすほどの威力を持った一撃だった。
蓮華
扇子舞いから扇画が扇子を持って速く動く姿が,まるで清い花のように美しいということから付けられた名前だ。 その姿を剣術と結び付けて作ったのがこの技術だ。
テホの体がバランスを失い,前に倒れた.
'勝った'
倒れるテホの姿を見て,勝負で勝ったと思ったその時!
ぱあ!
テホの剣が,線画の右手首部位を正確に価格化した。
禅火の攻撃を受けて転び,左足の最大限の力を乗せて重量中心を取り,右足を軸にして体を時計方向に回して線画の方向に捻った。 同時に,泰浩の剣を鍛えることができないまま,立っていた線画の右側の手首を正確に合わせたのだ。
打たれた直後,さっさと後ろに下がるソンファ。
線画の青い瞳が驚きによって大きく見られた。
最大限力を引いたとしても,無防備な状態の相手を気絶させるには十分だった。 全く不足しなかった。
勝利を確信していた。
さっきのようなすき間ができたのは確かだが,今回ばかりはその隙を狙えなかった。
それにもかかわらず,テホは競技場の上に立っている。
"いったい何が-?!"
テホが体を完全に回して,ソンファの方に向けた瞬間,ソンファははっきりと見た。
誰でもない気絶直前だったテホから,自分の姿を見たのだ。
外見が変わったわけではない。
性別が変わったわけでもない。
“-----.”
物語らないほどの驚き
剣術の才能を持った人たちがこの世界に数え切れないほど多いとしても,同じ財力を持つ人が二人以上存在するのは不可能だ。
似たり寄ったりになることはできる しかし,同じで負けるわけにはいかない。
地球上に完全に同じように成長する木が2本以上存在しないように。
それでも,---でもテホから感じられるこの感じは確かに"自分"だった。
テホが姿勢を取った.
'!!?'
先ほど,聖火がテホに一撃を加える前に取った姿勢。
"軟化"の姿勢だった。
それだけでなく,これまでテホから感じたことのない殺気が発散した。
体を沈めたテホが,善火に向かって猛烈な速度を出して走った。
同時に善火が剣を取り直した
生存本能により肉体が先に動いた。
心臓が何かが押さえられているように息苦しく感じられた。
冷や汗が流れ,血液が速いスピードで体を掻き乱している。
決闘の感がある 弱い相手ではなく,強い相手との決闘!
2人の距離があまり残っていない時,走ってきたテホの電身が頭から始まり,順番に売る橋が競技場の床と出会った。
"---先生!""
ハヨンがこれ以上試合を進められないと判断し,競技場に乱入して泰好を阻止したのだ。
ソンファをにらんだハヨンが言った。
"その通りだ"と彼女は丁重に言った. --これは練習試合だって。
"すみません。"
心から戦おうとした。
テホが噴き出した殺しに飲み込まれそうだから。
河英が乱入し,試合を途中で中止させなかったなら,宣和はテホに傷を与えただろう。
"練習用兵器でなかったら,ベけたはず。"
ハヨンが右の人差し指で指差したところは,善火が当たった部位だった。
"----."
打たれた部位を押さえた
唇をかんだ.
相手が何人の試合でも油断しないように言って,うんざりするほど入ってきた.
しかし,今回の相手は,今日入学したばかりの学生で,剣術の基本だけを"うわべだけの知識"で学んだ初心者だ。
油断をせずにはいられなかった。
押していた手を離し,向った部位を見た。
"避けられないだろう.'
河英が言った言葉のように,練習用ではなく,ホラを利用した武器だったなら,切れただろう。
"あなたは---代替"
ハヨンの背中におんぶされて競技場を抜け出すテホの後ろ姿を限りなく眺めた。
中継席でその姿を見守っていたユジンは,短い溜息を吐いた。
"フフッ。普通は石ではありませんか。 いっこ,ーーー!!"
彼女の手が震えているのがユジンの目に見えた。
一瞬ぞっとした
一瞬恐怖を感じた
他でもない,この塾だけでなく,世界最強で知られている才能者である理事長が,転校したばかりだった学生から。
最悪の屈辱であり,最高の期待感。
"うふふふーーー!はははっ!!""
防音処理がされているので,笑う姿を見ない限り,イエナの笑い声が外に漏れることはない。
大きく笑った理事長は,息を整えた後,つぶやいた。
生日プレゼントとして本当に珍しい宝石を送ってくれましたね! ...祖父"
(10)
"うん. あんたなんか待ってたって!!'
河英におんぶされて気絶したままスタジアムを出るテホ。
次第に遠ざかるテホの裏姿を見て,にこっと笑ってしまった。
巣からたったばかりのヒナこそ天敵にとって最高の餌!
食いやすいだけでなく,上手になればその縄でもつかめる。
一挙両得の機会!
大きな獲物を狙っていた狩人にとっては,最高の獲物と言わざるを得ない。
えさがきまった 残されたことは,計画どおり艦艇を作り,その獲物を引っ込めること。
競技場を出るところ,電話がかかってきた。
発信者を確認した彼は周りに人がいないことを確認してから電話に出た。
それほど重要で,見つかってはいけない電話だった。
今どこにいるの?]
耳に刺しておいた小型無線インターコンを通じて声が聞こえてきた。
[なぜ?]
"ちょっと作戦を変えなければならないと思う。 ---尾行---やられた。]
"尾行されたって?! ?体は?正体までばれたの?!]
相手にけしかけるように言った。
ほぼ皆来た。
希望した獲物を探し,作戦どおりに進めれば,願う夢を全て叶えることができる。
"それは違うと思う. ---そのように疑う程度]
計画に狂ってはいけない
たった1トンのほこりすら埋めてはならない。
[お前は行って見よう.]]
まだ終わっていない才能授業を欠席までしながら,急いでどこかへ駆けつけた。
一つの建物に到着すると,すでに喧嘩しているかのように少年たちの大きな声が聞こえてきた。
荒い息づかいで押し出し,中に入った。
"出かけたときに,ああだと思ったんだ"と彼女は言った. 今すぐこの子抜こう!
ドラム缶に座っている少年が別の少年を指した。
"トカゲのしっぽ切るからって君が生きそう? 俺が落ちたら君も終わりだぞ!
"じゃあ,今殺してやる!""
後ろ指を差した少年が,小さなナイフを持って席を立ち上がると,後ろ指を差された少年は,あわてて後ろに下がって退いた。
"ええ,何とかやってみろ!"
"2人ともそれくらいにしておけ!"
男性の登場の2人の少年の火事であった火事は悪化した. しかし,傷ついただけで,その火が消えたわけではない。
"一人一人が帰重する時なのに,私の部分列だって。 これだからちびっことは。"
2人の少年の争う姿を見守っていたある女性が,舌を蹴りながら話した。
彼は同意するようにうなずいた.
作戦を実行する度にレイナに捕まった犯人は,"仲間"と呼ぶような者ではない。
今この場にいるこの人たちこそ,仲間と呼べる者たち。
才能反対団体
世間は彼らを"無能者"と呼ぶ。
才能学と才能都市,才能システムに関わる全てのことを否定して反対する彼ら。
"でも,あいつが,今,何をしたのか,わかってるじゃん!"
もし一人かかるとしたら,彼らはこんなにも腹を立てなかっただろう.
既にレイナに捕まった者の何人かが,彼らがいるアジトの位置を告白し,彼らはレイナを避けてアジトを転々としていた。 ここは彼らに残っている最後のアジト。
"他にも親玉がいるんだろ?""ほんとだ""
"どんな方法?"
彼は木の板の上に機器を使ってホログラムを飛ばし,次の作戦を説明した.
説明を聞く途中,後ろ指を差された少年が,いきなり席から立ち上がった。
"さあ,お休み!!" それを私がしろと!"
彼が説明した作戦は,すでに作戦とは別段変わっていない。 これまでと同じだった。 最後に追加された部分だけ除けば...。
目を細くして少年をにらみつけた.
"誰かのせいでこうなったのに"
"-----."
弁解の余地はない。
蒔いた通りに収めるしかない。
"くくく!!"
腹を抱えて笑う他の少年の姿が逆立ちするほどいらだたしかった。
"心配しなくていいよ。急所を避けろと言っているから。 最悪の場合でも,うまくだまされれば,命は保障されるだろう。"
ほかの子たちは有意義なように沈黙を維持した。
反論できなかった。
"作戦前日に今日と同じ時刻にまたここで集まる。 ----あなたは尾行注意して。"
"--分かった"
"よく見ろ~危険だと思ったら--俺が殺してやるから,へんな心配しなくてもいいよ。"
"----."
作戦についての説明を終えた後,男性は少年を別の階に呼び出した。
"本当にその方法しかないの? ほかの奴が"
そばにいた少年の胸倉をつかんだ後,壁で強く押し寄せた。
"言うとおりにしろ!!"
"ああ."
握っていた胸ぐらをほどいた.
胸元をつかまれた少年が何度も咳き込んだ。
"しまった。 --ニが"尻"になりたくなければ...。
"---あ,分かった。"
しっぽが長ければどんな犯罪でも明らかになるものだ。
2人は,同僚にも言わないもう1つの計画を準備していた。
