2枚。貴重な宝石(6)。
ソンファはテホとユジンいる側には視線一度与えず、頬杖を突いたまま遠い山を眺めていた。
クラスの生徒の視線がテホに集中された。
'こんなきもち、久しぶりだね。'
クラスの生徒が慣れないようにだけ感じられるこの気持ち。
不便となるこの気持ち。
小学校のときの担任教師がクラスの生徒を1人ずつ前に呼び出して自己紹介をさせた時と全く同じ気分!
中学生以降では自己紹介のようなものは一度もしなかったためにこのような気分を感じたのは約5年ぶりだった。
机の前に立ったテホがあいさつした。
"─金台鎬として。 その--この一年間よろしくお願いして。"
本当に簡単な自己紹介だった。
その以上言う必要性もなく、クラスの生徒もそれ以上、知りたいこともなかっただろう。
"あそこに空席が一つあるから、あそこに座ってばいい。"
ユジン指した席には空席があった。
元から空席があったのか、さもなければテホが来ることを知って誰かが準備していたのかは分からないが。
"はい。"
テホは空席の方に歩いて行った。
恥ずかしさのために首をまともになれない、そっと頭を下げたままユジンが指定した席に歩いていった。
その中、見慣れた顔が見えた。
"私の--ミン。"
"うん?"
自分が座る席前に座っているある男子。
テホは男子生徒の顔を見た瞬間自動的に済民という名を上げた。
"え、何?"
"なぜ?"
"---あ、ありません。"
急いで席に座った。
似ている。 顔があまりにも同じだ。 もともと時代の済民という友達と。
嬉しい残りの瞬間的に口の外に出たものだ。
しかし、その済民がこの時代にいるはずがない。
席に座った後、右ズボンのポケットから手帳を取り出して机の上に載せておいた。
"それでは、私はそろそろ行ってみます。 皆、授業を一生懸命にもらうようにして。"
"はい、お疲れでした。"
することを全部終えたユジンは教室を逃げ出すた。 テホが座っている側のそっとウインクした後に。
ユジンが出た直後、英語の先生が声をかけた。
"テホ学生、授業の進行方法は知ってる?"
"はい。 理事長やユジン先生が教えてくれました。"
才能の塾での授業の進め方はすでに理事長やユジンから聞いた。
"理事長に会った?"
"うん?"
[理事長に会ったって!][どこ財閥の家の息子じゃないの?!][すごい才能であるこの一人、また来た。 うざったく。]
クラスの生徒のひそひそと話す声が聞こえてきて、学生たちの視線がもう一度テホに殺到した。
'してはいけない言葉で言ったのか?'
一言、一言を用心また用心して言わなければならない。
もし間違って言ってはこの時代の人がないということを他の誰かが顔色をうかがっチェキもしたら頭の痛いことが発生する。
手を打った英語の先生が口を開いた。
"平穏・・・!!--聞いたら、別途に説明しなくてもいいか?"
テホは短く頭を縦に振った。
"はい。"
"もしかしてでも授業してわからない点や知りたい点があったら友人や私に話してごらん。"
親切な英語の先生だった。
これが先生の本来の姿ではないかと気がするほど。
英語先生はすぐじゅぎょうを開始した。
そして、授業が始まってまもなくテホは--、
'やばい!'
二番目の危機状況を迎えた。
机の上に現れた画面を眺めた。
'一つもわからない!'
元々あった世界での英語の授業はある程度は追い付くことができた。 英語の授業を教えていた先生が韓国人だったために。
しかし、ホログラム黒板の前に立って授業をする先生は一から十まですべてのことを英語で話していて、それだけでなく、画面に出ているすべてが英語で表示されている。
'え、どうしようか?'
トクトク。
"--え?"
後の方に座っていた少女がテホの背中を弱く二度打った。
左に顔を出した少女がテホの画面を指した。
"右下のeと書かれているボタンが翻訳ボタンだよ。"
"この、これか?"
"うん。"
少女が教えてもらったとおりにボタンを押すと、画面の出ている英語文章のすぐ下のハングルで翻訳されて分かった。
'ォォォ!'
まかり間違えば、口の外に漏れて出るほどの感嘆の歓呼。
他の学生と先生に被害が及ばないほどの小さな声で教えてくれた少女に話した。
"ありがとう。"
"とんでもないこと。"
英語の授業が終わった後に3クラスの学生の半分を越える学生が机にうつ伏せになった。
テホは机に立てている携帯用の教科書を見た。
この未来時代では重く教科書を持って通う必要がない。 私物箱に入れておく必要もない。
自分の生徒手帳とハンドルネームカードを机に入れさえすれば、希望する教科書を見ることができる。
"ここに来ていなかったら、このような技術は、生前に見られなかったんだよ。。"
"何が?"
"う、うん?"
右を見と、ある少女が机のそばに立っていた。
"今、独り言をつぶやいたじゃん。見ることがなかったんだと。"
"口の外に出た。 --あ!さっきはありがとう。だから、─。"
少女は自分を指した後、席からすっくと立ち上がった。
"私はキム。後、席にいるクラス・フレンドだよ!"
"--あ、こんにちは。"
初めて言葉をかけた相手が同級生女子という点と急に言葉を歩んできたという点のために少なからず当惑した。
机に頬杖を突いたままテホを眺める慧敏
"ああ、なぜ?--顔に何かついているの?"
"テホは--どんな才能を持っている?"
"才能?"
"うん!"
豆、音とともにヘミンの頭に弱くクルバムを餌は、ある少女と神妙に立っている少女がどの世代認可ヘミンの後に立っていた。
"あ、阿!"
"その質問失礼。"
アヨンと呼ばれた少女は青い色おかっぱの髪に両側に小さなうさぎ人形が飾られた紐でツーサイドアップをしていた。
"しかし、さっき入ったじゃないか。理事長を会ったと。 気になる!"
他の人に才能を問うのが礼儀に反する行動ではない。
すべての学生が閲覧することができるのは学園データに名前と年齢だけを入力すれば、その学生の基本的な情報を知ることができる。 もちろん、都市に住む他の人たちの情報も見ることができる。
しかし人は隠したい秘密がある。
テホは、そっと微笑を浮かべながら慧敏が最初言った質問の答えを吐いた。
"剣術の才能だよ。 --私が理事長と会ったのがそんなにすごい事なの?"
"とにかく忙しい方であり、直接会うためては手続きが必要。 何よりも最後にはヤング先生の許可が下されなければならないと!"
テホが珍しいケースだったためであって、普通の学生たちに会いたいといつでも見かける人がない。
'お忙しいと? そんなにまでお忙しい方ではない神のようだが…。'
テホは知るはずがないが、同じ時刻に理事長は塾にない。 仕事のために外出した状態だ。
忙しいけど、その忙しいことを休み休みできるようになったのは、裏で助けてくれる自分よりも優れた才能を持った人たちがいるからだ。
"そして普通の新入生が入学をするときは理事長室ではなく職員室に行くんだ。 しかし、あなたのように教務室がない理事長室に行く生徒は特別な才能を持った学生という噂がある。"
"修理19位、韓国史19位のキム・ヒェミンさん、説明がとても金。"
"文学は5位だから?"
テホの周囲がすぐに、喧騒な雰囲気でいっぱいだった。
アヨンと慧敏が小さな争いをしている時に、落ち着いた姿勢で立っていたソヒという少女がテホに話しかけてきた。
"もし不快だったなら代わりに謝罪するよ。"
テホは否定した。
"むしろ愉快なことが?"
"金・ソヒと申して。 よろしくお願いして。"
腰まで届く銀色の髪に桜の花びらがついている髪留めを利用してポニーテールにしたソヒ。
"私こそ宜しくお願いして。 ねぇ突然が、--何一つだけ聞いてもいい?"
"もちろん。"
"---ここではペットも授業受けて?"
ドアの方にある椅子に座って寝ている一匹の子犬。
子犬の姿がまるで次郎のようだ。
ソヒはその子犬を見た後に対し、話した。
"あ!-そんなのじゃない。 動物と関連された才能を持っている子たちもたくさんあるから。塾にいる動物はある程度訓練を受けるために先に攻撃したり、脅威的な行動だけをしないと、攻撃しない。--しかし、あそこにいる動物には接近しない方がいい。"
"悪く、?"
人と同様に気難しい性格を持った子犬(?)もたくさんある。 主人も聞いてしまうほどした動物が!
"忠誠心が強いと言うか とにかくアクセスしない方がいい。"
子犬の主人としてある生徒を一度も見たことがない。 その子犬に近づく人が一人もなかったために。
学生たちがその子犬を逃れるような姿も見えた。
"主人はいない?"
"ある。 しかし、今はない。--仕事のためにまだ来なかったん。"
"仕事?バイト?"
学生の身分でことと言うなら、アルバイト以外には思い出さない。
慧敏が代わりに答えた。
"レイナ仕事のためによく抜けて。"
レイナ。
この才能都市にある治安団体。
警察と同じような役割をしているが、才能と関連した事件、事故はレイナに所属されている要員たちが担当している。
学生たちの中に有能な才能の人たちがあればたまにスカウトして行く事もある。
生徒だけでなく才能の塾にいる先生たちの一部もこのレイナに所属されている要員である。
"レイナ。"
何度も見た。 塾の入口でも朝にあった事件現場でも。
彼らはすべてLというイニシャルが刺さっているバッチを着用していた。
"レイナには塾の先生たちもいて、学生たちもいっぱいいるよ。…薬は薬剤師へという言葉があるように。 才能で起こったことは才能を扱う人々に任せるしかないんだ。"
"ではあの犬の主人も?"
"うん。確かに数日かかると聞いたが。 ソンファ、いつ来ると言ったの?"
ソヒがテホ隣に座っている線画に聞いてみた。
"あ、あれ?"
テホを見ていた線画は突然質問してきたソヒの質問に狼狽し、頭を前方に向けた。 その後、質問に答えた。
"---2週間。"
線画の態度でおかしな気配を感じた慧敏がテホに顔を近くに充てた後、話した。
"テホ、何か悪いことでもしたの?"
"いや!"
対し、強く否定したが、彼女たちは信じないようだった。
話せることはない。 着替えている姿を見たとと。
"そしてあの動物。子犬ではなく、--狼だよ。"
"あ、オオカミだね。 ----ヌ、ヌヌオオカミか?!"
"あはは!今、その反応百点!!"
子犬より何倍はもっと危険なオオカミ! いくらトレーニングを受けたとしても、その危険性は変わらない。
自分を話すのを気づいたのか巻かれていたオオカミの目が少し覚めた後、テホの方を見た。
"ホップ-!"
オオカミと視線が合ったテホの肩が少し少し動いた。
ソヒはテホを落ち着かせるように肩に手をあげ、浅はかな微笑を誘った。
"大丈夫、話したじゃないか。先に触らないといいよ。"
いくらそうだとしてもソヒのその言葉をありのまま信じることができなかった。
オオカミとしたら、肉食系動物で子犬とは潜在リスクから違う。
いきなり攻撃するかもしれない危険要素をはらんでいるオオカミがクラスで一緒に授業を聴くのは常識外のこと!
到底理解できない。
休みの時間が終わったという声と一緒に授業の先生が半分に戻ると、外に出た生徒たちが一つずつ半に戻った。
テホと話を交わした3人の少女たちも各自自分の席に戻った。