1ミサ
シスターマドンナ
聖なるかな聖なるかな聖なるかな
彼女は祈る
ぼくは掃き掃除をした手が止まり
ほうきを右手が上左手が下のまま
じっと見つめていた
毎朝のことだ
しかしぼくは
見慣れることも
見飽きることも
なかった
シスターマドンナ
彼女はそう呼ばれている
誰に対するマドンナなのだろうか
主か
もしくは・・・
彼女がゆっくり目を開ける
やばい
目が合う
しまったのだ
掃き掃除を
一瞬でも止めてしまった
止まってしまったことを
ひどく後悔した
なぜなら
シスマド「迷える子羊なぜいまとまった?」
でた
音でバレてる
だからいやなんだよなぁ
こいつがいるといつもそう
集中できない
子羊「・・・」
やはりまずいか
黙ったままだ
シスマド「何か言いなさい」
さて
どうするか
ダイスを振ります
カランカラン
子羊「ねμくて」
シスマド「正気か?」
だからやなんだよ
あたり強すぎだろ
今日で3日連続だよ
むちゃくちゃだよ
―3日前
あぁやばい
くらい
ものすごく弱ってる
ねμ
ついにおれも
天使だ
テンソル
天使が迎えに来た
聖なるかな聖なるかな聖なるかな
あぁなんて心地いいんだ
これで俺も
安らかなる時が・・・
き・・・た・・・
パタン
シスマド「祈りの最中に」
シスマド「安らかになってんじゃねぇ!」
ドカッ
うっ
はぁはぁはぁ
こ・・・こ・・・は
はっ!
そうか
俺は永遠にねμる寸前だった
戻ってしまった
苦しみの世界に
パタン
シスマド「」
シスマド「こいつ強気だな」
シスマド「ったくしょうがねえ」
シスマド「子羊を運ぶくらいわけないねぇ」
ドサッ