男装女子の転校 part1
この回の登場人物。
母・・・おかん
華・・・華衣(女声)
母「ケータイばかりいじってないで手伝いなさいよっ!!」
華「うっさいなぁー」
この春・・・引っ越した。
まぁ、仕事の都合でね?(*^_^*)
部屋は白と黒でまとめた。
もちろん服は全部、男物。
・・・はぁ・・・・。
女の子の部屋とは思えない・・・。
母「明日から高校行きなさいよ?
男子用の制服買ったんだから。」
華「行く気にならなぁい・・(*´д`;)」
母「残念ね。仕事がなくって♪」
華「あぁー。なんでこんな時に!?ヽ(`Д´)ノ」
こんな私を見て母はクスクスと笑った。
そんな母を見て私も笑う。
あぁ・・・、これが幸せっていうものなんだ。
母「華衣!!早く起きなさい!!」
華「・・・ん?」
母「学校。」
華「・・・。・・・行かない。」
・・・。
長い沈黙・・・。
母「・・・(*^_^*)。・・・早く着替えなさい。さもないと・・・
香水、すてるわよ?」
そう言った母の手にはお気に入りの香水。
華「いいいいいやああああああああああああっ!!(´;ω;`)」
ささっと着替えて母の前に立つ。
母「はぃ。ご飯食べて。送るから。」
そう言って母は私に香水を渡し、
部屋を後にした。
今日のご飯なんだろ・・・?
まぁ、そんなことはどうでもいいや。
どたたたたっと私の足音が響く。
母「イチゴでいい?」
華「うん。」
なんだ・・・、今日はジャムパンか。
[はぃ。]と渡されたパンにはたくさんのイチゴジャムが塗ってあった。
TVはいつもどおり、み○さんが映っている。
そんなTVをみて母は、
[世の中物騒ね。]なんてつぶやく。
・・・確かにそうだな。