破壊者_全ての敵を破壊せし復讐/デストロイヤー_ペネトレイト・ヴェンジェンス 設定資料集(一章時点)・巡洋艦編
破壊者_全ての敵を破壊せし復讐/デストロイヤー_ペネトレイト・ヴェンジェンス
設定資料集(一章時点)
・アース級巡洋艦
・概要
作中において人類連合軍が主に運用するFデバイス搭載型航宙巡洋艦。プランヴェル軍に鹵獲、運用もされている。
作中ではわき役として終盤に登場。
プランヴェル軍との戦争時、鉄壁の防御を持つベウ・マサクレイに唯一ダメージを与えることが出来たことで大量生産。一言に巡洋艦と言えばこれ、と言えるくらいの数で人類連合軍の主力艦となっていった。
戦時中は対ベウ・マサクレイ用として扱われたが、本来は対艦や小惑星破砕が目的の巡洋艦である。
・基本スペック
全長約300mほど。
乗員数:100~400名ほど。
最大の特徴たる艦首大型レールキャノンを搭載。各種ミサイル、近接防御火器なども搭載。
ベースドアーマー、多脚戦車、デーモンフライ、車両など、母艦の役割も兼ねて多種の兵器を搭載出来る。
大型Fデバイスにより惑星内の重力下で飛行可能。原型は航宙艦のため宇宙でも汎用的に運用が可能。
etc…
・開発
アース級巡洋艦の開発は作中本編から五十年以上も前、プランヴェル軍との戦争以前にまで遡る。
元々艦首大型レールキャノン搭載型航宙巡洋艦が原型であるアース級巡洋艦の開発はFデバイス搭載型単発戦闘機――FDt/MRF-1 デーモンフライと同時期、バッテリー駆動式浮遊装置――Fデバイスの黎明期から計画されていた。
しかし航宙艦を浮かすためのFデバイスは大型化などの改良が必要だった。
そのため先に開発されたデーモンフライから約六年の歳月を掛けて、Fデバイス搭載型航宙巡洋艦――アース級巡洋艦の試験艦が完成。
デーモンフライと同様にFデバイス以外は既存技術が多用されていることで試験運用において大きな問題が出ることはなく、無事に人類連合軍に制式採用されることとなった。
・実戦投入
初の実戦投入はデーモンフライと同時期、第二居住惑星――テラフォーミング完了済みの火星でのエリシウム戦争。
火星のエリシウムにてヴァックス・サレイオン社と人類連合軍が対立した戦争にアース級巡洋艦も実戦投入されることとなる。
同時期に実戦投入されたデーモンフライが活躍する裏で、アース級巡洋艦は母艦や長距離攻撃を主な役割として活躍。
ヴァックス・サレイオン社が独自改造したFデバイス搭載型双発戦闘機、人類連合軍から奪取した要塞の大型レールキャノンなどに何隻か撃沈されるものの、大火力を誇る持ち前の攻撃性能と母艦能力によって人類連合軍を勝利に導いた。
その後の実戦投入ではヴァックス・サレイオン社の残党、正体不明の大規模テロ組織が起こした小惑星の火星落下を阻止するために投入されている。
この戦いではアース級巡洋艦の原型である艦首大型レールキャノン搭載型航宙巡洋艦――ブレイカー級巡洋艦が敵側にも多数存在。
ほとんど同型艦同士の戦闘もあったことで損失はエリシウム戦争よりも増えたが、奮戦の末に小惑星を破砕。艦首大型レールキャノンの大火力を発揮した。
対プランヴェル軍戦争にも投入されるが、この戦争ではこれまで以上に苦戦を強いられる。
艦首に搭載された大型レールキャノンがプランヴェル軍の主力である人型機動兵器――ベウ・マサクレイに唯一ダメージを与えられることで活躍、増産がされる一方で攻撃力、防御力、機動力、全てがハイパワーなベウ・マサクレイとの戦闘では毎回艦隊が壊滅。機械兵士にも多数撃沈されており、被害は甚大だった。
もはや戦時中で撃沈された数はアース級巡洋艦も含めて二万隻を軽く超え、艦船の搭乗員だけに絞った死傷者数でも百万人は確実に超えている。
一時期は増産も増員も追い付かないレベルで被害を受けていた。
そんな多大な犠牲を払って人類はようやく勝利を手にすることが出来た。
・性能
航宙艦にFデバイスを搭載したことで飛行可能となり、宇宙のみならず重力下での運用も可能になった。このため重力下では海上艦に加えて、空を飛べるFデバイス搭載型航宙艦も主力艦になっていった。
大気圏突入能力、大気圏離脱能力も完備。単独での重力下、宇宙への行き来が出来ることで汎用性は極めて高い。
武装面は原型となるブレイカー級巡洋艦とほとんど同じ。
対艦、小惑星の破砕が可能な艦首大型レールキャノンが最大の特徴となる。
この大型レールキャノンは地上設置型、要塞設置型も存在。作中本編ではハイロウ要塞に設置されており、衛星軌道上に届くほどの射程を誇る。
また大型レールキャノンは対艦よりも小惑星の破砕が主目的で、居住惑星や衛星都市など人類の居住地に飛来する小惑星を何度も破砕している。
ミサイルは対空、対艦、対地、対潜などなど任務に応じた様々なものが搭載される。
近接防御火器は二種類存在。一つは普及されたレーザー型、もう一つは旧式の実弾型。
基本的にアース級巡洋艦はレーザー型の近接防御火器を搭載。旧式の実弾型は間に合わせの増産分が採用している。
母艦能力はブレイカー級巡洋艦と同様。
ただしブレイカー級巡洋艦が宇宙専用で運用されることから空間戦闘機、宇宙用戦闘ポッドなどに限られていたのに対して、アース級巡洋艦は重力下でも運用出来るため地上車両から戦闘機、宇宙機まで多岐に渡って兵器を搭載出来る。
・評価
エリシウム戦争から実戦的な活躍が始まり、プランヴェル軍との戦争ではベウ・マサクレイへの有効打として機能したアース級巡洋艦の評価は人それぞれ。
母艦の機能を廃して対艦、小惑星の破砕に性能を絞るべきという評価。地上や要塞に大型レールキャノンが設置されているのだからブレイカー級巡洋艦のままで良いという評価。重力下運用も可能なアース級巡洋艦こそが必要という評価。
小惑星破砕とベウ・マサクレイへの有効打として機能する必要性、汎用性と性能の高さ、高いコストにしては明らかに多い撃沈数と被害数が三者三葉、十人十色に評価を分かれさせる。
それでも、作中本編においてもアップグレードを続けながら運用されている。
結局のところアース級巡洋艦の代用が務まる艦船はアース級巡洋艦しかなかったのである。
ある軍人は言う。
「このアース級巡洋艦はいつでも賛否両論の対象だ、民衆の税金を大食らいするとな。だけど姿形を大きく変えずに今日も運用は続けられている。理由は明白。これ以上に新しい形が思い浮かばないからだ」と。




