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破壊者_全ての敵を破壊せし復讐/デストロイヤー_ペネトレイト・ヴェンジェンス  作者: D-delta
第一章 世界の裏と奥底の真実に隠れた憎き仇敵、復讐すべし

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破壊者_全ての敵を破壊せし復讐/デストロイヤー_ペネトレイト・ヴェンジェンス 設定資料集(一章時点)・多脚戦車編

破壊者_全ての敵を破壊せし復讐/デストロイヤー_ペネトレイト・ヴェンジェンス

設定資料集(一章時点)


・多脚戦車


・概要

作中において人類連合軍、プランヴェル軍が運用する主力戦車。

従来のキャタピラ戦車とは違う点はFデバイスなどの機能を複数搭載した四つの脚があること。

この四つの脚が多脚戦車と呼ばれる理由である。

また砲塔の交換で戦車、対空戦車、自走砲などなど多種の役割をこなすことが出来る。



・基本スペック

全長約10mほど。

搭乗者数:一人から二人。砲塔の上部ハッチから搭乗。

ゲームパッド型のコントローラーにより一人で操縦、砲塔操作が可能。二人乗りで操縦、砲塔操作の分担も可能。


砲塔の交換により他分類の兵器に変更可能。

バッテリー駆動式浮遊装置――Fデバイスを脚部それぞれに搭載。

アクティブ防護システムのハードキル型を脚部それぞれに搭載し、真上と真下以外は全て防御範囲。

etc…



・開発

プランヴェル軍の人型機動兵器――ベウ・マサクレイに対抗して作られた経緯を持ち、ベースドアーマーと同時期に開発がスタート。

多脚戦車の開発もベースドアーマーと同じく、プランヴェル軍との戦争の開戦初期にまで遡る。


プランヴェル軍の初期戦力である人型機動兵器――人型身体拡張兵器、ベウ・マサクレイ。

その性能は圧倒的であり、強力無比な火力・イズレットフィールドと機体装甲の鉄壁の防御力・飛行が可能で音速を超えれる機動性と単独でワープが可能な驚異的性能と羅列するだけでも凄まじい性能を持っていた。

この機体に対しての対抗策はとにかく物量をぶつけ、イズレットフィールドを貫通して機体装甲にダメージを与えることが可能な大型レールキャノンを当てることしか対策がなかった。

このことからベウ・マサクレイを撃破するための犠牲は非常に多く、撃破に至るまでの交戦では最低でも十万人の犠牲者数、車両・航空機・艦船など合計一万の兵器を損失していた。


そこでベウ・マサクレイの対抗手段として開発されたのが、多脚戦車の前身となるレールガン搭載型浮遊戦車である。

しかし同時期に開発がスタートしたベースドアーマーが有効打となる一方で、こちらの兵器は前途多難を極めた。

まず浮遊戦車としてのコンセプトが破綻したことに始まる。

キャタピラを廃し、ベウ・マサクレイに一方的にやられないための空中戦をするのに車体に大型Fデバイスを搭載したのが災いして、飛行時や主砲発射時に姿勢が不安定になって墜落するという致命的欠点が露呈。

この欠点の改良として車体にではなく、新しく設けた四つの脚部にそれぞれFデバイスを搭載。改良の狙い通りに姿勢は安定したものの、コストは更に増した。

欠点の露呈はそれだけでなく、実戦投入されたことで更に露呈。大型レールキャノン並の貫通力を期待されていたレールガンはイズレットフィールドを貫通出来ず、火力不足であった。

このことから当初計画していたコンセプトは完全に破綻。

開発は見直され、機械兵士及び人類の既存兵器に対抗するような変更がされた。


こうして対ベウ・マサクレイ用のレールガン搭載型浮遊戦車は多脚戦車へと形を変える。

レールガンは廃止され、砲塔の交換によって多種の役割がこなせる高い汎用性の方針で開発されていった。


こういった前途多難な道筋を辿ってきた多脚戦車の開発スピードは遅く、開発開始から約六年を掛けて量産が開始された。



・実戦投入

初の実戦投入は試作段階のレールガン搭載型浮遊戦車から。

ベウ・マサクレイに対抗出来る兵器として期待されていたものの、上記に記述したように火力不足であったために全滅。

初の実戦は悲惨な結果に終わった。


それから約六年後。多脚戦車へ形を変えてからの初の実戦投入では持ち前の飛行能力と戦車の高火力でプランヴェル軍に鹵獲された兵器を多数破壊、六両を損失。

続く実戦投入でも良い結果を残し、内戦では従来の装甲戦闘車両を圧倒。航空機や戦闘艦、傑作機のベースドアーマーも撃破した戦果を持つ。

このことから人類連合軍は従来の戦車を多脚戦車に置き換え、実戦と更新を重ねていった。


もちろんプランヴェル軍が見逃すことはなく、主力戦車となった多脚戦車もベースドアーマー同様に鹵獲の運命も辿った。



・性能

砲塔を交換することで様々な運用が可能。

また従来戦車との大きな違いは泥濘地、山のように傾斜の険しい地形、踏破不能な崖にも対応出来ること。Fデバイスを搭載しているため、浮くことで地形の影響を無視出来る。

脚部には姿勢安定用の車体固定杭もあり、山などの高所でも安定した射撃が可能。

もちろんFデバイスの搭載によって空中での射撃も可能。しかし脚部それぞれのFデバイスで姿勢を安定しているとはいえ、命中率は地上での射撃に比べて落ちる。

最大時速200kmで移動可能。


このようにFデバイスの利点である飛行能力を得て、地形に影響される従来戦車の弱点を克服した代わりに新たな弱点が現れる。

それは戦車という形を保ったままで飛行したことである。

多脚戦車は真上の上部装甲と真下の底面装甲が弱く、その二つの弱点部位は脚部それぞれに搭載されたアクティブ防護システムの範囲外。

このことから地上では真上の上部装甲、飛行すれば晒された底面装甲を狙われる。

戦車の形を保っていることで明確な弱点を常に晒しているというデメリットが存在している。



・評価

戦車の高火力と重装甲を持ったままFデバイスで飛行性能出来ること、砲塔交換による汎用性、乗員一人でも操縦出来る操縦性の高さは高く評価されている。

一方でベースドアーマーほどまで評価は高くない。

その理由はコスト面、費用対効果にある。

多脚戦車のコストは同時期のベースドアーマーと比べて高く、高いコストの割りには撃破されることも多かった。

このことからベースドアーマー万能論と多脚戦車不要論が議論に上がる。

しかし高い火力と長射程の砲はいつの世も必要であり、それが翼を付けたように素早く飛べるとなれば人類連合軍にとって必需品も同然。

人類の勝利に貢献したこと、必要な要素を持つ兵器事情も合わさり、多脚戦車は主力戦車の座に付いた。


「戦争は変わる。戦争が変われば兵器も変わる。この多脚戦車も時代の流れで生まれた兵器なのだろう。そして戦車が多脚戦車に形を変えたように、この多脚戦車も時代の流れで別の形に変わっていくのだろうな」

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