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9話 薬は認められるのか?

コメント、感想などいただけたら嬉しいです


申し訳ありませんが、来週はテストの関係で投稿を休みます

「おっはよー!」


「・・・・・・」


 現在時刻は朝の6時。もう日は登り始めて外は明るいけど、さすがに人が訪ねてくるには早すぎる。つまりこれはうちの近くで誰かが待ち合わせをしていたんだな。そうだ。そうに違いない。よしっ二度寝しよう。


「おーいユウキ?まだ起きてない?」


 違った。必死の現実逃避むなしくしかっり朝早くから家を訪ねてきたエルナさんだった。普通にまだ寝てたいんだけどさすがにわざわざ来てくれたのを追い返すのもな・・・


「今行くーちょっと待ってて。」


「おはよう!どしたの?まだパジャマだし眠そうだけど」


「えーと、今起きたばっかりだったからね・・・」


 本当はエルナさんが来て大声で「おっはよー!」って言ったからだけどそれは言えない


「そうだったの?じゃあどうしようかなー?」


「とりあえずちょっと中で待っててもらっていい?着替えてくるから。」


「りょうかい!」


 

 とりあえず着替えてきたけど、そういえばエルナさんは何しに来たのだろうか?別に今日何かするとは言ってなかった気がするけど・・・


「そういえば今日はどうして家に?」


「あっ、そうだったそうだった。今日は伝言を伝えに来たの。」


「伝言?」


「そう。この村ではね、新しい職業に就く転生者や新しい技術を持ってるてんせいしゃさんにはその新しいものを説明する日があるの。それで、そろそろこっちの生活にも慣れただろうし、もう仕事につながることを始めてるしそろそろそれが近いかなーって村長が伝えてこいって。」


「なるほど。ちなみにだけど、その説明は誰に対してするの?村長だけ?村全体に?」


 とりあえず何をしないといけないかは分かった。どうせいずれ説明しないといけないと思っていたからこれはラッキーだ。


「えーとね、噴水広場で村の人みんなに対してだね。講演みたいな感じで見たい人が見に来る感じ。」


「そうなのか。じゃあこの説明の日を今決めるってこと?」


「いや、今すぐは決めなくていいよー。多分今週中に村長がここに来るからその時に決めるかも。」


「あーそうなのね。わかった。けどわざわざ村長に来てもらうのもあれだから俺が行くよ。」


「えっ、別に大丈夫だよ?」


「いや、俺が役所に行くよ。ちょうど今日、町に行くからその時いつ村長さんの予定だけ確認してまた行くよ。」


 そのあとどっちが相手のほうに出向くかで少し押し問答があったけど、最終的には俺が役場に行くことになった。エルナさんはこんな朝早くから来たけど伝言だけ伝えたら帰っていった。もしかしてこの世界だと5時ぐらいに起きるのは当たり前なのか?


「よしっ。二度寝しよう。」


 俺は小さく独り言をつぶやいてベットにダイブするのだった。






「あら、ユウキ君じゃない、いらっしゃい。」


「こんにちはアヤさん。今日は昨日作った薬を持ってきてみたんですけど。」


 二度寝から目覚めたら先に役所に寄ってから村の病院に来た。昨日作った薬を私に来てみたのだが・・・大丈夫だろうか実は結構不安しかない。元薬剤師といえども薬研とかは初めて使ったし、薬草から薬を作るのだってあまりしたことはない。ちなみにアヤさんは転生者の医者だ。


「薬!?」


「はい、薬です。ただ、はじめて作ったものなので本当にちゃんとした効果出るかなどは全然わかりません。」


「それでもいいわ。薬という存在自体が大切なの!」


「そっ、そうですか。」


「ところで何の薬を持ってきてくれたの?」


 今日はドクダミの薬を持ってきた。昨日の間に他にも何種類か作ってみたけど、ドクダミが一番認知度が高くて万能だろうということでとりあえずドクダミを持ってきた。


「とりあえずドクダミを乾燥させてつぶしたものを・・・」


「ドクダミ!とってもいいじゃない。早速見せてもらっていい?」


「あっ、はいこれです。」


「凄い!ちゃんとしたものになってる・・・私が作ってみた時はこんなうまくいかなかったのに・・・」


 机の上にカバンから出した瓶を置いたらアヤさんがとても感動してる。


「作ったことあったんですか!?」


「ええ、あるわよ。医者としての仕事が落ち着いてきたときに一回作ってみたことがあるの。でも何かこの世のものではないものを創造してしまったわ。」


「マジですか・・・」


「そんなことよりも、この薬量産できる?」


「はいできますよ。時間はちょっとだけかかるかもですけど作るの自体は簡単なので。この今日持ってきたやつも試験的な奴ですけど差し上げます。ちゃんと効果が出るかはあやしいですけど衛生面などはしっかりしているのでそこらへんは大丈夫ですし。」


「いいの?いくらまだ試験的だからといっても、作り方が正しいのならおそらくちゃんと効果は出るわよ?」


 アヤさんが「本当に無料でもらっていいのか?」って感じの顔をこちらに向けている。もともとあまりお金取る気もないし、まだちゃんと効果が出るかもわからないものでお金を取るのも気が引けるから別にいいんだけどね。


「別にいいですよ。まあ次からはちょっとだけもらおうかな。」


「そう。ありがとうね。また何かお礼をするわ。」


「はい、期待してます!じゃあ今日はこの辺で。その薬、どう使ってくれてもかまいませんので。」


 とりあえずいったん薬自体は認めてもらえたかな?またいろんな種類の薬を量産していかないとな。まあその前に、村の人たちに薬とは何かを説明しないといけないんだっけ・・・いつかはやらないといけないけど、、、気が重いなー

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申し訳ありませんが、来週はテストの関係で投稿を休みます

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