4話 この世界について
あけましておめでとうございます。
家を空けていて先週投稿することができませんでした。申し訳ありません。
コメント、感想などいただけたら嬉しいです。
「ここは?」
「そんな怖がらんでええよ。」
ついて来いと言われてから少し歩いて、良くわからないよくわからない建物の前にいた。まぁまぁ大きい建物だけど、看板には 転生者ギルドテコ支部 と書かれているが・・・
「ここは転生者ギルドや。各村にある転生者が集まっとるところやな。転生者はとりあえずここに登録してるな。」
「そうなんですか・・・ってそんなに登録するほど転生者がいるんですか?」
「んーそうやなーこの村には半年に一人のペースぐらいで来るな。」
「そっ、そんなにも来てるんですか・・・」
村長からは転生者のおかげで村が発展したみたいなことは言っていたが、そんなにも多くの人が転生してきているとは思ってもいなかった。
「うちの村はこんなもんだけど王都のほうだと一か月に一人ぐらいは来るそうやで。まぁそろそろ行こか。」
「はっ、はい」
「そんな緊張しないでええで・・・」
「テッチャン戻ったで。」
「おう、お帰り兄貴。で、その子が新しく来た子か。」
「えっとーこんにちは?」
転生者ギルドの中に入るとエントランスみたいなところでテッチャンと呼ばれた人が出迎えてくれた。転生者ギルドにいるってことはこの人も転生者なのか?
「おう、こんにちは。俺はテッペイやそこのサトルの弟でな。同じ時にこっちへ来たんや。これからよろしくな。」
「ユウキです。よろしくお願いします。」
「まあ挨拶はこれくらいにしといて早速登録手続きをしようか。」
「手続き?」
テッペイさんが言った登録手続きってなにに登録するんだろう? と思っていたらサトルさんがい教えてくれた。
「転生者は全員転生者ギルドに登録しているからな、戸籍みたいなもんや。」
「じゃあ早速登録していくけん質問に答えてくれい。」
そう言うとテッペイさんが紙を取り出して何か少し書いてから質問を始めた。
「まずは名前と生年月日、あと前の世界での仕事やな。名前は前の世界のと今の世界の両方やな。」
「名前は前の世界が三上祐樹で、今はユウキです。生年月日は1966年の・・・」
「ちょっと待てい!1966年生まれではないやろ。」
なぜか生年月日を言ったらだめだしされた。
「いや、間違いなく1966年生まれですが・・・」
「ちょっとこっちきてみぃ」
そう言ってサトルさんにトイレに連れていかれ、鏡を見て絶句した。どう見ても10代後半ぐらいの好青年が鏡に映っていたからだ。何をどう頑張ったら50代のおっさんが10代後半の好青年に代わるのかが分からない。数秒放心したところでサトルさんに声を掛けられ正気に戻った。
「大丈夫か?」
「えっあ 大丈夫です。前の世界とあまりにも容姿が違うくてびっくりしていただけです・・・」
「前の世界と見た目が違うんか?」
「はい、かなり違います。転生したら姿も変わる人って多いんですか?」
「いや、たまにはおるようやけど俺は初めて見た。どうしようかね?」
とりあえず戻ってテッペイさんに相談したらテッペイさんが王都にあるという本部に連絡してどうするか相談した。
「本部の人は 生年月日は見た目に合わせて大体でいい。って言ってたけんなんとなくで書くか。」
少しアクシデントがあったがその後は特に滞りなく手続きが終わった。ちなみに年齢は分かりやすいということで20歳になった。そのあと同じような内容で役所に提出する用の書類も書いて、ほかにも何個か書類を書いた。
「さて、これで終わりやな。」
「じゃあ今からこの世界について詳しく説明していくんやけど大丈夫か?」
「はい、大丈夫です。よろしくお願いします。」
「じゃあ説明していくで。まずこの世界には前にも言ったように結構転者がいる。村長も言ってたと思うが、この世界の文明は転生者がいたからこそここまで発展したといっても過言ではない。だからこそこの世界では転生者がとても大切に似扱われるんや。それで、こっからは生きていくためのことについてやけど、この世界は結構前の世界と似ていてな、例えば法律なんかは日本とほとんど同じだったり、食文化も日本に似ている。ちなみに転生してくる人も全員日本人やから、この世界は日本が国家機密で作り出したVRの世界ともいわれてたりする。話を戻すけど要はこの世界は俺ら転生者にとって、かなり都合のいい世界やけん、生活はしやすいで。ここまでは大丈夫か?」
「はい、分かりやすかったです。」
そう答えるとサトルさんは満足げにうなずいて、説名の続きを始めた。
「次は生活水準についての話や。生活水準はちょっと昔の日本ぐらいなんやけど、村によって結構違うことが多い。その理由は来た転生者によって、かなり新たに知れる技術が違うけんや。王都と各村の交流はかなりあるけど、村同士の交流はほとんどないから村同士の技術などの教えあいとかはないんや。やけんここから話す生活水準はあくまでもテコ村での生活水準や。まず、水道は各家庭に通ってる飲料水としてそのまま飲むことも可能や。電気も通っとるが、光としての役目しか今のところこの村には使い道がないな。食料についてはこの村は完全に自給自足しとる。農業や酪農もしとるし、近くに川もあるけん魚も食べられる。実は海も結構近かったりするしな。あと、山もすぐそこやけん山菜とかも食べられて結構職には恵まれとるで。ユウキには一週間ぐらい宿で暮らしてもらうけど、そのあとはちゃんとした家に住んでもらうけん、家の心配もせんでいい。あと、地味に嬉しいのが 税金 が存在しないことやな。こんなもんかな。一気にしゃべったけどなんかあるか?」
「いや、今は特にありません」
「オッケーやな。まあなんかあったらここに来たら誰でも快く教えてくれるやろうし、村の人に聞いても
色々教えてくれると思うわ。 よしっ説明終わり。さて、ユウキ君よ腹は減っていないかね?」
「えっまあ減っていますけど・・・」
「よし。じゃあ噴水広場に行くぞ。」
そう言ってサトルさんとテッペイさんは外に出て行って、それに続いて転生者ギルドにいた人もどんどん外に出って言った。とりあえずついて行ってみると、噴水広場に大量に人がいた。とてもお広い場所なんだけど、今は沢山の人で、ごったがえしていた。わきによけて、サトルさんに聞いてみる。
「これどうしたんですか?」
「実は新しく転生者が来たらこの村では村を上げて宴会するしたきりがあってな。今日は疲れたと思うからたくさん食って、飲んで、よく寝な。村の人もみんな優しいけん色々話しかけに来ると思うけど、まあ頑張り!」
そう言うとサトルさんは宴会の人ごみの中に歩いて行ってしまった。
そのあとはなんやかんやで俺も宴会を楽しんで、楽しく過ごした。飯はうまかったしいろんな人と打ち解けることができたし、とにかく楽しかった。宴会が終わった後は案内された宿屋に行って、少し考え事をしたらすぐに寝た。今日はいきなり転生したといわれて、転生者ギルドに行ってほかの転生者にあったりしてとにかく疲れた。明日もいろいろあるんだろうけど頑張ろう。
あけましておめでとうございます。
家を空けていて先週投稿することができませんでした。申し訳ありません。
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