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3話 転生しました。色々教えてもらおう

これからも出来たら一週間毎に投稿できるよう頑張ります

コメント、感想などいただけたら嬉しいです

「これからについて?」

「はい。といってもユウキ様はこの世界に来たばかりで、何をどうしたらいいかも何もわからないでしょう。とりあえずこの村を案内しましょう。その後にこれからについて他の転生者様からご説明していただきます。」

村長はそういうと

「エル、ユウキ様にこの村のことを紹介してきなさい。くれぐれもユウキ様に粗相のないように」

とエルナさんをよんだ。

「はーい分かりました。村長はどうするの?」

「私はこれから必要になるであろう書類や荷物をまとめておく。ある程度案内したら戻ってくるんだぞ。」

「はーい。じゃあ行きましょうユウキさん。」

「えっ、あ はい。」

俺がエルナさんに手を引かれて役所を出ていくときに後ろから

「エル!その態度を直しなさいといつも言っておるだろ」

と村長さんの声がした。


 「それじゃ早速案内していくんだけど、 そのー ため口でもいいですか?私、敬語が苦手で・・・本当は私たちにいろいろなことを教えてくださる転生者さんたちには丁寧に接しないといけないんだけど。ほら、役所に行く前とかも変な言葉遣いだったでしょ。」

「ん?別にいいですよ。エルナさん」

確かに、言われてみれば変な言葉遣いだった気がするが別に気にもとめていなかった。むしろ村長や役所の人たちがおかしなぐらい丁寧に接してくれたから、こっちが逆に恐縮していたぐらいだ。

「本当!ありがとう。じゃあじゃあ、これからユウキって呼ぶから私のことはエルって呼んで。」

「いや、エルナさんのことはそのままエルナさんって呼ぶよ」

別にユウキといきなり呼ばれるのには抵抗がないが、初対面の女性をいきなりあだ名みたいなもので呼ぶのには抵抗があったからそう答えると、エルナさん

「エル って呼んでください」

と言われ、こっちが

「いや、エルナさんって呼びます。」

と返して、またエルナさんが

「エルです。そう呼んでください」

と言って・・・この押し問答を何回か続けた結果、俺が折れた。エルナさ・・エルは意外とおしが強かった。

「はい、それじゃあ改めてこの村の紹介をしていくよ。」

「よろしく」

「うん!まずはこの村の名前。この村はテコ村っていって、マンテラ山の麓にあるんだ。だからね、この村では山菜ときれいな水が名産なんだ。」

「なるほど。ちなみに、この周辺には別の村や町はあるのか?」

「ほかの村はないよ。一番近い町は王都だね。」

「王都?」

「うん、王都。って言ってももう王様はいないんだけどね。さぁここからはこの村についての説明だよ。まず、いま私たちがいるここが村の中心である噴水広場。基本的にうちの村はこの噴水広場を中心に四方に大きな道が伸びていて、それを軸にいろんな建物が建っているんだ。今私たちが出てきたこの建物が役所、何かの手続きとかをするときは基本的にここでするんだ。こっちが警備隊の建物、町の治安を守ってくれたりこっまている人を手伝ったりしてくれるんだ。でこれが色々なお店が集まった建物。何か買いたいものがあったらとりあえずここに来たらたいていのものはあるよ。」

こんな感じでエルに町を紹介してもらった。町の紹介が一通り終わると

「何か質問ある?なければ村長に言われたから一度役所に戻るけど。」

と、質問コーナーが始まった。とりあえず気になっていたことを聞いてみる。

「昔は王様がいたってことは、王様が統治していたんだろ。今はどうしているんだ?王様の一族はどうなったんだ?」

「今はね⦅民主主義⦆っていう考え方に基づいて、国民みんなで投票を行ったりして統治しているんだ。何百年も前にきた初めての転生者、って言っても記録上だから多分もっと昔から転生者は来ていたんだろうけどね。その人が民主主義の考え方を広めたの。最初はあまり広がらなかったらしいけどね、当時の王様がこれは素晴らしい考え方だからぜひともこうしよう。って国民に言ったの。そして、自分から王の座を退いていったらしいよ。だから今はその民主主義って考え方に基づいて、国民みんなで統治しているんだ。王様の一族は王座を退いた後は普通の平民としてどこかで暮らしてるらしいよ。」

「なるほど、ありがとう。今はほかに聞きたいこともないし一度役所に戻ろうか。」

本当はこの世界についてほかにもいろいろ聞きたいことがあるのだが、あまり質問攻めにしても大変だろうと思い一旦切り上げた。


 「村長ー戻りましたよー。」

また役所の受付てきなところにエルの声が響く。毎回こんな感じなのだろうか?

「おかえりなさいませ。町の案内はどうだったでしょうか、何か粗相はなかったでしょうか?」

「ありがとうございます、大丈夫でしたよ。町についてもよく分かりました。エルナさんもありがとうございました。」

「エルです。」

「・・・・・・・・」

これ、人前でもこう呼ばないといけないのか?

「こら、エル! すみません。エルにはきつく言っておきます。」

また村長が申し訳なさそうに謝ってきた。

「いえ、大丈夫ですよ。それよりそちらの人は?」

エルについては大丈夫なのだが、それよりも村長の後ろにいる人のほうが気になった。

「この方は9年ほど前にこの村に来た転生者の、サトル様です。」

「ども、紹介に預かったサトルや。よろしくな。ちなみに俺は日本人やそっちも日本人か?」

「はい、日本人の三上祐樹です。よろしくお願いします。」

「そんなかしこまらんでもええで。それにこの世界なら三上祐樹じゃなくて、ユウキやろ。」

「あっ 確かにそうですね。ユウキです。」

「色々話したいこともあるでしょうから、私はこれで一度失礼します。 サトル様、ユウキ様に今後のことについてのご説明をよろしくお願いします。」

「分かったで。この後のことは任しとき。」


 「それじゃあ行くか。ついてきなユウキ。」

「行くってどこにですか?」

「まぁついてきてみ」

これからも出来たら一週間毎に投稿できるよう頑張ります

コメント、感想などいただけたら嬉しいです

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