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第1話 神様 求人を出す


突然ではあるが、私は人材を探している。私もそろそろ


引退を考えているためだ。だが、なかなかこれといった


ものをもった人材が集まらない。


そこで、求人募集を宇宙中に出した。


その文面がこれだ。





神に至る、魂を持つすべての世界の子供達へ。



私は見たいのだ。子供達が生まれ、育ち、想い、紡がれる物語を。

私は見たいのだ。子供達が紡ぎ、織りなし、燦然とする旅路の末に辿り着く場所を。



そのためになら、私は許そう。喜び、怒り、哀しみ、楽しむことを。

そのためになら、私は許そう。生と死。善と悪。愛と憎。与えることも奪うことも。



私は知りたいのだ。子供達の魂が成長する姿を。

私は知りたいのだ。子供達が創造する世界の姿を。



そのためになら、私は与えよう。魂に進化という力を。

そのためになら、私は与えよう。世界に因果と言う力を。



私は待とう。旅路の末に私の元に辿り着くことが出来る者が現れるまで。

私は待とう。私の元に辿り着いた子供達が作る世界の輝きを見ることが出来るまで。


そのためになら、幾億の魂が失われようとも、


そのためになら、幾億の時が過ぎようとも、



私は待とう。



簡単に言うと、


応募資格 魂をもっていること


あなた、神様なりませんか?生き方や社会貢献度をみて、審査面接を行いたいと思っています。多くの応募をお待ちしています。待っています。



中々の出来だと思う。これで応募がくれば私も安泰だ。早く今の立場を退いて、自由になりたい。





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