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個人で適当に食事を済ませ、月島達と合流する。

事前に使用人(私兵)から通達しているので特訓準備は整っていた。




「錬様、葵様も遅くまでお付き合い頂いて感謝いたします。」



「気にしないで、犬童君には何度も助けてもらっているのだから少しは借りを返さないとね」




葵様はそのように仰るが、持ちつ持たれつのような関係、遠征時に護衛をするだけでその護衛も龍ヶ峰当主からの依頼なので借りを作っているという訳ではない筈である。




「葵の言う通り気にするな。俺は息抜きのような感覚で相手をしているからな」




錬様が本気になるのは死合いぐらいだ、こんなお遊びで本気になられたらこちらの身が持たない。勿論月島達は10分も相手をする事は不可能だ。




「そう言って頂けると有り難いです。では訓練を始めましょうか」




人数が多いので何組かに別れて訓練をする。

勿論、先程やらかしてくれた私兵も参加させている。

参加メンバーは錬、葵、凛、月島、僕ッ娘、赤城、石神、私兵、

計8人 尚凛VS赤城の勝負は中々いい勝負をしていた。

空中戦をする凛に対して、固定砲台と化す赤城。

赤城の圧倒的な火力に押される凛だが、有利属性の水、氷、土などを駆使して食らいついていた。

不利な属性を使用されても赤城の方が練度が高いからか、赤城が優勢に立ち回れていた。

というかごり押しが可能だった。今後は不利属性に対してのアプローチを訓練に取り入れる事になるだろう。




「もう遅い時間帯だけど2人は帰らなくても大丈夫なの?」



「問題は無いよ、ちゃんと連絡は取ったからね・・・シャルが」



「お気遣いありがとうございます。僕たちの保護者にはきちんと連絡してありますのでたいじょうぶです」



「そうなのね、それと敬語は使わなくていいのよ。私達だけ壁があるみたいで悲しくなってしまうもの」




どうやら俺がいない間に僕ッ娘と赤城達は龍ヶ峰兄弟と打ち解ける事が出来ているようだ。





「とりあえず今夜の訓練は錬様は月島に剣の扱い方 基礎を叩きこんでください。そこの私兵(バカ)は補佐。僕ッ娘と赤城は凛様と石神さんは4つ巴戦の後、2対2を延々と繰り返す。葵様は30分事に2組を見て回り回復をお願いします」



「お兄様は何をなされるのですか?」



「私は葵様と入れ替わるように2組に加わります。先に凛様達の4つ巴戦 いえ、私を入れると5つ巴・・・これはもう乱戦ですね。では訓練室を分けて始めましょうか」

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