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①始動

興味を持った悠人は仮想通貨について調べ始めた。

どうやら仮想通貨というのは、良く聞くビットコインだけではなく、多くの種類があるようだ。そして、仮想通貨の中にはその通貨を基にして自分のオリジナル通貨を作る事ができるものもあるらしい。

実際、企業が独自通貨を作り販売することで資金を貯め、ビジネスを展開している例もあるようだった。

売り上げたお金で仕組みやシステムを作り、そのコインをそのコミュニティで使えるようにするのだ。言ってしまえばポイントカードのようなものだ。


「同じことを、自分たちが通貨を作りやれば、話題性もありまゆみの絵を広げられるんじゃないだろうか」

彼は思わず呟いた。


いや、ただまゆみの絵だけではインパクトが足りない。もっと多くの若手芸術家を巻き込んでムーブメントを引き起こさねば、状況は変わらないだろう。彼の頭の中を次々とアイディアが巡る。


「いずれにせよ、もう少し詳しく調べる必要があるな。そもそもどうやって通貨を販売するんだよ」


また、思っている言葉が口からこぼれを落ちた。


彼は、授業をさぼりひたすら仮想通貨について調べた。ネットで調べる中でイーサリアムというコインのトークンを用いて仮想通貨を作る事が主流であること、また、そのトークンを作ることは個人でも容易なことなどの知識を得た。また、日本の法律上、自身の作った通貨を売るのは限りなくグレーであるため、まずは海外の取引所に上場させる必要がある事を知った。とは言え今まで仮想通貨に興味が無かった悠人には書いてあることがいまいちわからなかった。


「そういえば、、、」

悠人はクラスの友人綾のことを思い出す。一時期彼は仮想通貨にはまりその話ばかりをしていたのだ。


「早速、綾に連絡をしてみるか、、、」

悠人は綾にラインを送った。

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