1-26 ガンスミス、ウォーカー
戦いを書きたい……。
工房の奥にある炉の前のいすに座るよう言われ、俺は腰をかける。
「まずは、炉のよこにあるハンドルをタップしなさい。」
俺は言われるがままに炉の横に付いているハンドルをタップした。
すると半透明のウィンドウが表示された。
「そこに修理したり改造したい武器と素材を入れるのよ。」
そう言ってドーラに言われるがままM1897ショットガンとドーラから貰ったトレンドシダーの枝、アントの槍を入れウィンドウ右下のOKを押すとウィンドウが消え新しいウィンドウが表示された。
△△△△△△
M1897 耐久値200/200
▽▽▽▽▽▽
と表示されていた。
「これで修理は終わったわ。修理は簡単よ。要求される材料と一緒に銃を入れてボタンをタップすれば終わるもの。」
「おお!」
昨晩、耐久値を滅茶苦茶消費したM1897ショットガンは新品同様になって帰ってきた。
ウィンドウから取り出して実際に手に持ってみる。
ストックやハンドガードの手触りが心なしか良くなった気がする。
実際にポンプアクションをしてみるとシャコンとなめらかに動作して小気味いい音がする。
かみ合わせもタイトでがたつきも感じない。
「次に改造だけど、何かやりたいのある?」
「拳銃!M10をオートマチックとまで言わないけど、口径の大きい銃にしたい!」
「わかったわ拳銃を貸しなさい。」
ドーラはそう言うとさっきと同じようにウィンドウを表示させM10拳銃とアントの素材とイルネスバットの素材、シックバットの素材をウィンドウの中に落とす。
すると改造先が幾つか表示されるらしい。
「さて、何にできるかしら……。でたわ。候補はこれね。」
そう言ってウィンドウを見せてくる。
△△△△△△
モーゼル ルガーP08
ウェブリー オートマチックリボルバー
FranzPfannl コリブリ
▽▽▽▽▽▽
「………。」
開いた口がふさがらないとはまさにこのことだろう。
「どうするの?」
ドーラが聞いてくるがこんなの聞くまでもないじゃないか!
「……P08でお願いします。」
「?どうかしたの?」
「何でも無い……。」
ウェブリー オートマチックリボルバー大英帝国時代に作られた世界初のオートマチックリボルバーで、部品点数の多さからとても重く、塹壕という劣悪な環境では故障が多かったそうだ。
ぶっちゃけこれが出てきたのはまあわかる。
たけどコリブリ拳銃に関しては意味がわからない。
コリブリ拳銃はオーストリアの時計職人が作った世界最小のセンターファイア式拳銃だ。
そのサイズは驚愕の11㎜、1.1cmで、使用する弾丸は2.7㎜×9mmで弾丸を装填することすら難しい。
その主な使用用途は兵士のお土産で、威力は4Jと日本の違法改造エアガンレベルの威力しか無い。
まさにネタ武器としか言いようのない拳銃。
(何でお前が居る……。)
俺は答えのない自問自答をした。
コリブリ拳銃は
M10でモンスターを一体以上倒す。
M10で倒したことのないモンスターの素材を使う
の2つの条件でアンロックされます。
M10拳銃の再入手条件は意外に厳しいので実はレア武器で有り、ネタ武器なコリブリ拳銃ちゃんでした。




