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ファンタジーと銃のVRMMOでやりたいことだけをしていくゲームライフ  作者: topps
第一章 ファンタジーと銃の相性は?
21/33

1-21 狙撃手、ウォーカー12

短い…。


「くそっ!」


俺は悪態をつきながら何匹目になるか解らないコウモリを撃ち落としていた。

いつの間にかヘンリーライフルに銃剣を付けて短槍として使っているマドカと、《アテンション》のアーツで敵を引きつけつつMP18でコウモリを撃ち落とすモントちゃんを視界の隅に捕らえつつ、射線が被らないよう細心の注意を払いながらM1897ショットガンを撃っていく。


「くうっ!」


マドカが、コウモリの攻撃を受けてうめき声を上げる。

少しずつ全員がコウモリのひっかく攻撃を受け始めた。

致命傷にはならないけれども、数を受ければその限りではない。

このままではジリ貧になると考えながらポーチからショットシェルを取り出してシャコシャコとM1897ショットガンに詰めていく。

俺このとき大きなミスを犯した。

ショットシェルを詰めるのに意識を向けてしまったことで周囲への警戒がおろそかになってしまった。

その結果、ショットシェルを詰め終え顔を上げると目の前までコウモリが迫っていたのだ。


突然だが、再装填(リロード)は大きな隙になる。

当然リロード中は射撃を出来ないわけだから素早く行う必要があるし、物陰に隠れて相手に見付からないようにするものだ。

もっと言えば味方に今リロードをしていること伝えて援護して貰うのも常識の範疇だ。

しかし俺はそれを怠っていた。

いや、言い訳はいくらでも出来る。

例えば、相手は素早く宙を舞うコウモリだったし数も多い。必然的に遮蔽物に身を隠す意味も薄れている。

味方であるマドカやモントちゃんに声掛けをするべきだったが、もはやそれは結果論でしかない。


「ぐうっ」


右の肩に痺れるような痛みを感じ、視界が緑色に染まっていく。

コウモリが右肩と二の腕の間に噛みついていたのだ。


「くそっ!」


俺は悪態をつきながらM1897ショットガンから銃剣を取り外して左手に逆手で持ち、噛みついているコウモリを突き刺した。

コウモリは「きゅうぅ」と断末魔を上げてポリゴンの欠片になっていった。

どうやらコウモリに噛みつかれると毒状態になるらしく、視界は緑色に染まったままで、しかも視界左上のHPゲージは少しずつ減少していく。

毒状態になるとは思っても居なかったので解毒ポーションを持ってない俺は「ああ、くそっ!」と普通の回復ポーションを使ってなんとか毒を耐えようとする。

10~15㎝ほどの緑の液体の入った小瓶をポーチから取り出し、コルクを口で抜いて瓶の中身を一気に煽る。

口の中にレモンと植物由来の青臭さを感じながら瓶をくわえたままショットシェルをローディングゲートから入れていく。

ポーションを飲み干す頃にはシェルをチューブマガジンの内部に詰めこみ、フォアエンドを前後させて目につくコウモリをどんどん撃ち落としていく。


暫く戦闘をしていると、視界の緑色が晴れて毒が抜けたようだ。

念のためポーションをもう一瓶空けて口にくわえ中身を飲み干す。

その間も果敢に攻めてくるコウモリを撃ち落として、時には銃剣で斬り倒す。

マドカとモントちゃんは闘い慣れしているのか、噛みつかれると無く切り抜けている。

しかし、如何せんコウモリはまるで無限ポップしているのかと思うほど湧いてくる。

このままではジリ貧だ。と思ったときにチャリッとキーホルダーが地面に落ちたような金属音がした。

そこを見ると円筒状の筒に規則正しく丸い穴が空いた手榴弾が転がっている。

俺は思わず叫んだ。


「フラァッシュ!!」


俺の視界が真っ白に塗りつぶされた。




キリが良いとこまで書いて短いと投稿していいか悩む。

ちなみに3日にCoDWW2が出るので更新は今まで以上に遅くなるかもしれない。でもM1897ショットガンやスプリングフィールドM1903狙撃銃を使いまくってモチベが上がって鬼のように書くかもしれない。

まあ、期待しないで気長に待っててください。

これからも応援よろしくお願いします。

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