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ファンタジーと銃のVRMMOでやりたいことだけをしていくゲームライフ  作者: topps
第一章 ファンタジーと銃の相性は?
10/33

1-10 ボス戦?ウォーカー


早速の戦闘でいきなりピンチになり、冷や汗をかいたもののなんとか無傷で乗り越えられた。

M30ショットガンに使った1発を込め、残りの弾数は2発となる。

リーエンフィールドを拾い、こちらにもブリティッシュ弾を3発込める。


さい先の悪さに少しへこみつつも、リーエンフィールドを構えて洞窟を進んでいく。


△▼△▼△▼△▼△


その後も散発的な戦闘を繰り返し、アントを倒していく。

なんとかショットガンは使わず、リーエンフィールドだけで倒していく。

時々キノコや石を拾ってバックパックに詰め、分かれ道があれば直感を頼りに歩く。

ぼんやりとした光るキノコの光源を頼りに歩いていると、少し大きな広場と、洞窟の壁に2人並んで通れそうな大きさの扉がついていた。


「ボス部屋か?でもβ版のまとめスレ見たときはもっと上の方って書いてあった気がするけどなぁ。」


現状、どこまで自分が出来るかわからないが、装備を調えて(と言ってもリーエンフィールドに弾を込め直すくらいだが。)、扉をくぐり抜ける。



扉に入ると真っ暗な部屋だった。

(まさか、暗闇での戦闘か!?)

と考えた時、ぼんやりと部屋の端から光るキノコが順に光り始めた。

全てのキノコが光り終えて初めてボス部屋の中の構造がよくわかる。

部屋の広さは200メータートラックの内側くらいの広さで、所々人間の胸くらいの高さの板状の石(岩?)が乱立しており、バルコニーのような二階部分があり、1階部分と階段でつながっている。

さながら、学校の体育館のようなレイアウトだ。


部屋の奥には弓を持ったアントが四体、槍を構えるガーニーアントが2体、そしてその奥にガーニーアントよりも豪華な服に身を包み、腕が2対ついてる大柄なアントが下段の腕で槍を上段の腕で弓を持っている。


「ギギ、シンニュウシャ……、ハイジョッ!」


大柄なアントがそう叫ぶと、アント達が弓をがむしゃらに撃ってきた。


「クソッ!」


飛んできた攻撃に悪態をつき、岩の裏に隠れる。

そうしてアントの大まかな位置を岩の裏から確認し応射する。

よく狙いをつけず、遮蔽物から銃と頭を一瞬だけだし、一番端にいるアントを撃つ。


タァーンッ!


決して広いとは言えないボス部屋に銃声がこだまする。

1体のアントを倒し、遮蔽物から再び顔を出すと、ガーニーアントが自分から見て2時方向から槍を構えて走り込んでくるのが見えた。

なんとしても近接戦をしたくないのでガーニーアントに向けて1発を放つ


タァーンッ!


と音を響かせてガーニーアントの胸に当たるが、倒れず立ち向かってくる。


「なんでッ!」


近接武器の距離になったガーニーアントとの間合いではリーエンフィールドは邪魔になるが、手放してしまうとすぐに使うことが出来ない。

そこで、左手でフォアエンドを持ち右手だけでショルダーホルスターからM10拳銃を引き抜き、そのまま狙いをつけず6発全て撃ち尽くす。

3発被弾したガーニーアントはポリゴンとなり空中に散っていく。


すぐにもう1体のガーニーアントに狙いをつけてリーエンフィールドを発砲するが、カチンッ!と撃鉄が落ちる音がするだけで弾が発射されない。


「ああもう!」


慌ててボルトを引いて排莢する。

チンッ!

と音を立てて地面に薬莢が落下する。

意識をガーニーアントに向けたときにはもうリーエンフィールドを向けられるギリギリの距離だった。

腰だめに構えたままガーニーアントに発砲する。


タァーンッ!


鋭い発砲音とともにガーニーアントの体がポリゴンとなって空中に散っていった。

その瞬間左腕に痺れるような痛みが発生する。

左腕を見ると弓矢が肩に深々と刺さっていた。

すぐに遮蔽物に身を隠す。

視界左上のHPゲージが四割ほど黒く染まる。

どうやらフレンドリーファイアを気にしてアント達は攻撃が出来なかったようだ。

しかし、ガーニーアントのいない今、再び弓矢による制圧攻撃が始まった。

だが、残りのアントの数にしては飛んでくる矢の量が少ない。

気になって発射源を見ると今度は3体のアントが地面の土と唾液を合わせ、槍を作りこちらにかけてきた。


「ああ、クソッ!」


リーエンフィールド狙撃銃を構え、走ってくるアントに狙いをつける。

と、同時に顔の横を矢がビシュッ!と音を立てて通過していく。

飛んできた方を見ると、大柄なアントが正確な射撃をしてきていた。

大柄アントを無視して、意識を普通のアントに切り替える。

タァーンッ!

発砲して、岩の裏に隠れボルトを引いて次の弾を薬室に送り込む。

今度は予想して撃たれないように今顔を出した方と反対の影から顔を出して槍を持ったアントを撃つ。

被弾したアントが、ポリゴンになるのを視界の端でとらえつ、素早くボルトを引いて次のアントを撃つ。

飛翔した弾丸はアントの頭に弾着しポリゴンとなって消えていった。


岩の裏に戻り、ボルトを前後させる。


「ギギキ…、ユルサヌ、ユルサヌウウウウウウウ!!!」

「うるせぇ!次はお前だ!」


アントの咆哮に罵声で返した。

マルイの次世代AK47が発表されましたね。

それはともかく、罵声のボキャブラリーが欲しい。

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