care
チッチッチッ...
懐中時計を手に空を見つめている男
男
『今日も天気は晴れ。そろそろ行こっかな♪』
歩き出す男。
12月1日
場所は変わってとある街の時計店。
店の名前は『SKY』
オリジナルの時計を制作し販売してる店だ。
従業員は、
店長のココロ
23歳
バイトのナナ
22歳
正直、お店はヒマである。
ナナ
『ココロさん今日もヒマですね♪』
ヒマなのを楽しんでるようにナナは言った。
ココロ
『ヒマじゃないって!ちゃんと依頼とかきてるんだから!』
ムッとした感じでココロは答えた。
だけど、ヒマなのは事実である。
ナナ
『あっ!そういえばもう少しでクリスマスですよ??ココロさんは誰と過ごすんですか??』
ナナはイベント事が大好きだ。
お正月もバレンタイン前も夏祭り前も決まって聞いてくる。
ココロは何かを思い出した感じだった。
ココロ
『クリスマスねぇ...用事があるから1人かなぁ〜。』
ナナ
『え〜っ!1人なんですかぁ!?ココロさん綺麗だから彼氏いそうなのに...。』
ココロ
『ナナだって彼氏いないじゃん(笑)』
ナナ
『まぁ...そうですけど....あっ!お客さん!』
チリンチリン...
ドアが開いて男のお客さんが入ってきた...
ナナ
『いらっしゃいませ〜。』
ココロ
『・・・』
何故かココロは黙ったままである。
というよりはお客さんを見て言葉を失ってるように見える。
ナナ
『ココロさん!どうしたんですか??』
ナナは小声でココロに言った。
だが何も喋ろうとしない。
ナナ
『ココロさん!』
ナナは何度も呼びかけた。
だが、そんな空気を裂くように男が口を開いた。
男
『ココロ〜!ひさしぶり!』
ナナ
『??』
ナナはココロの知り合いとは大抵の面識はあるがこの男は知らない。
ナナ
『ココロさん!知り合いですか??』
ナナはココロに問いかけた。
するとココロはゆっくりと口を開いた。
ココロ
『...ソラ?』
男の名前はソラと言うようだ。
ソラ
『おっ!やっと気づいた?』
ココロ
『違うでしょ?本当はソラじゃないでしょ?』
ココロは何が起こったのかよく理解できていないようであった。
もちろんナナもである。
ココロ
『今日はもう閉店なんで...でていってもらえますか?』
ココロは急にツヨい口調になった。
ナナ
『えっ!』
ソラ
『??』
ナナはとりあえずソラを外に追い出した。
ソラも素直に帰った。
ソラ
『やっぱり驚くよなぁ〜。』
ソラはそんな独り言を言いながら街に消えていった。
店内
ナナ
『ココロさん!大丈夫ですか??もしかしてさっきの最悪な別れ方したDV元カレ!』
ナナは適当に言った。
ココロ
『いや...違うよ。むしろすごい大好きだったけど...』
ナナ
『けど...?』
ココロ
『去年のクリスマスイブに死んだはずなの...。』
ナナ
『...え?』
ナナは驚いた。
というかか混乱している。
ココロはゆっくりと喋りだした。
ココロ
『ソラはね...。婚約者だったの。一緒にこの時計屋やろう!って言ってたこのお店まで作った人なんだ。』
ナナ
『え?だってこの時計屋ってココロさんが1人で作ったって...。』
ココロ
『そんなの嘘。ソラのこと忘れようとして無理矢理ついてた嘘。』
ココロはポケットから懐中時計をとりだした。
ココロ
『いまの人...ソラって信じたくないけど...この懐中時計持ってた。このお店作ったときにソラから貰ったやつなの。』
ナナ
『...。生き返ったとか...?』
ナナは恐る恐る言った。
ココロ
『まさかね(笑)よし!もう一回お店開けて営業再開!』
このときココロは信じたくなうけど、信じたい...。という複雑な気持ちになっていた。
それから2週間が過ぎた。
12月15日
とある街の商店街
商店街がもうクリスマスムードが漂っている。
ココロは夕飯の買い物にきていた。
ソラ
『ココロ〜♪』
ココロ
『!』
なんだか前よりあまり驚かなくなっていた自分にココロ少しビックリした。
ココロ
『え〜っと...。』
ココロはなんて呼んだらいいのかわからなかった。
ソラ
『だから〜!本当にソラだから!信じてよ!』
ココロ
『いや、そんな簡単に信じてよ!ってねぇ...。』
ソラ
『じゃあこれでどう?ココロは21歳の誕生日にケーキに...』
ココロ
『うわぁ〜!!言わないで〜!』
ココロはビックリした。
なんでケーキに顔から突っ込んだ話をしっているのか不思議だった。
あのときはソラと2人きりだったはず...。
ココロ
『本当にソラみたいだね...。』
ソラ
『やっと信じたかよ。遅い!』
ココロ
『だって死んだじゃん!』
ソラ
『よくわかんないけど生き返ってたんだよ。死んだってことはわかってる。』
明るかったソラがちょっと暗くなった。
ココロ
『う〜...なんかゴメン!そうだ!コーヒー飲みにいこ♪コーヒー♪』
ココロはソラね機嫌をとる為にコーヒーに誘った。
商店街の喫茶店
ココロ
『ちょっと!ソラ!砂糖いれすぎ!コーヒーが肌色っぽくなってんじゃん!』
ミルクと砂糖を入れすぎているソラにココロは注意した。
ソラ
『だって俺、甘党だから♪』
だが、ソラの耳には全然ココロの注意は届いていなかった。
ココロ
『で、これからどうすんの?家は?』
ソラ
『俺、死んだことになってんじゃん?家も借りれないしなぁ〜。なんとかなるんじゃない?(笑)』
なんとかなる。それがソラの昔からの口癖だった。
ココロ
『うちに...いなよ。』
ちょっと照れた感じでココロは言った。
ソラ
『え?』
ソラはココロに聞き返した。
ココロ
『だから、うちに住んでうちで店の手伝いしてってこと。』
ココロは目をそらしながらいった。
ソラはすごく嬉しそうに
ソラ
『いいの!?わかった!手伝うよ♪』
と了承した。
それから月日は過ぎ
12月24日
時計屋『Sky』
ソラ
『なぁ、ココロ』
ココロ
『なに?』
ソラ
『今日、店閉めたらあの丘にいかない?』
ココロ
『え!いいけど...。』
あの丘とはココロとソラがよく行っていた街外れの星が綺麗に見える丘のことである。
ココロは少し不思議に思ったがあまり気にしなかった。
閉店後
街外れの丘
ソラとココロは一緒に丘にむかい星がよく見える特等席に座った。
ソラ
『ゴメンなぁ。去年のクリスマスイブ。』
ソラはいきなり謝ってきた。
ココロ
『いきなり何?(笑)もういいって!』
ソラ
『そっか』
ココロ
『そっか...って何よ(笑)』
なんだか不思議な会話だ。
空を見上げると雪が降ってきているのがわかった。
ココロ
『あっ...雪』
ココロはそっとつぶやいた。
ココロ
『ねぇ!ソラ!雪が降ってき...』
隣にソラはいない...
ソラが座ってたところに小さな箱と手紙がおいてあった。
ココロはその手紙を開き読んでみた。
ココロへ
いきなり生き返ってゴメン。
最初は生き返った意味が自分でもよく理解できてなかったけど...途中からなんとくわかってきたんだよね。
俺はココロに渡せなかったものを渡すために生き返った。
去年渡せなかったからスゴい後悔したんだ。
この手紙と一緒に箱がおいてると思うから、それを開けてみて。
んじゃ、そろそろ時間みたいなんで
バイバイ
ソラより
ココロは小さな箱を開けてみた。
中身は...
婚約指輪だ。
内側に1224SK
と彫ってあった。
ココロは涙がとまらなかった。
なんでまたいなくなったの?
なんでまた何も言わなかったの?
スゴく胸が苦しくなった。
そのとき
『同じ時間を僕らは共有してる...。』
懐中時計から聞こえてきた。
ソラの声だ!
だけどもう懐中時計からは時を刻む音しか聞こえなかった。
チッチッチッ...
ココロの涙はとまらなかった
雪もどんどん降っていった...
月日は変わり
8月
チッチッチッ
胸から懐中時計をぶら下げているココロ。
『』
ココロはそっとつぶやいた。
ココロ
『ねぇ!ソラ!雪が降ってき...』
隣にソラはいない...
ソラが座ってたところに小さな箱と手紙がおいてあった。
ココロはその手紙を開き読んでみた。
ココロへ
いきなり生き返ってゴメン。
最初は生き返った意味が自分でもよく理解できてなかったけど...途中からなんとくわかってきたんだよね。
俺はココロに渡せなかったものを渡すために生き返った。
去年渡せなかったからスゴい後悔したんだ。
この手紙と一緒に箱がおいてると思うから、それを開けてみて。
んじゃ、そろそろ時間みたいなんで
バイバイ
ソラより
ココロは小さな箱を開けてみた。
中身は...
婚約指輪だ。
内側に1224SK
と彫ってあった。
ココロは涙がとまらなかった。
なんでまたいなくなったの?
なんでまた何も言わなかったの?
スゴく胸が苦しくなった。
そのとき
『同じ時間を僕らは共有してる...。』
懐中時計から聞こえてきた。
ソラの声だ!
だけどもう懐中時計からは時を刻む音しか聞こえなかった。
チッチッチッ...
ココロの涙はとまらなかった
雪もどんどん降っていった...
月日は変わり
8月
懐中時計を胸からぶら下げているココロ。
チッチッチッ
懐中時計の時を刻む音。
ココロ
『今日も天気は晴れ。そろそろお店開けますか♪』
夏日差しはソラの笑顔に負けないくらい輝いていた。
ココロはそっとつぶやいた。
ココロ
『ねぇ!ソラ!雪が降ってき...』
隣にソラはいない...
ソラが座ってたところに小さな箱と手紙がおいてあった。
ココロはその手紙を開き読んでみた。
ココロへ
いきなり生き返ってゴメン。
最初は生き返った意味が自分でもよく理解できてなかったけど...途中からなんとくわかってきたんだよね。
俺はココロに渡せなかったものを渡すために生き返った。
去年渡せなかったからスゴい後悔したんだ。
この手紙と一緒に箱がおいてると思うから、それを開けてみて。
んじゃ、そろそろ時間みたいなんで
バイバイ
ソラより
ココロは小さな箱を開けてみた。
中身は...
婚約指輪だ。
内側に1224SK
と彫ってあった。
ココロは涙がとまらなかった。
なんでまたいなくなったの?
なんでまた何も言わなかったの?
スゴく胸が苦しくなった。
そのとき
『同じ時間を僕らは共有してる...。』
懐中時計から聞こえてきた。
ソラの声だ!
だけどもう懐中時計からは時を刻む音しか聞こえなかった。
チッチッチッ...
ココロの涙はとまらなかった
雪もどんどん降っていった...
月日は変わり
8月
懐中時計を胸からぶら下げているココロ。
チッチッチッ
懐中時計の時を刻む音。
ココロ
『今日も天気は晴れ。そろそろお店開けますか♪』
夏日差しはソラの笑顔に負けないくらい輝いていた。




