放課後
午後の授業は特に何事も無く終わりました。
帰りの会も終わり、今日の学校は全て終わりました。
時間まで少し時間があるので、教室で宿題をやってから愛里さんの家に向かうことにする。
「あれ、まだ帰らないの?」
「今日はちょっと予定があるんだけど、6時頃に学校を出れば良いからね。」
「それじゃせっかくだから、数学の解らないところ教わって良い?」
良いよと答えると、それじゃーといって、宮戸さんが机をくっつけてきます。
宮戸さんに合わせて僕も机を
「因数分解が、良くわからないの。」
「あー少し解りにくいものね。どの問題がわからないの?」
「ここの問題なんだけど。」
「あーそれはね…。」
教科書をとノートを開いて、説明をしはじめると、宮戸さんが身を乗り出してきます。
「って感じなんだけど解る?」
宮戸さんの反応を見るために顔を上げます。
珠姫学院の制服のシャツはネクタイ等は無く、第一ボタンは開けて着る形になっているので、若干胸元が開いています。
宮戸さんは向かいに座って前屈みになってこちらを除いているので、少し胸元が見えてドキドキします。
あんまり見ていると気づかれるかもしれないので、目線を上げて、宮戸さんの目を見つつ話します。
二人で勉強していると、他の生徒は徐々に帰って行き、二人だけに成りました。
妹以外の女の子と二人きりになるのは初めてなので少しドキドキします。
若干ドキドキしつつ、6時近くになったので、そろそろ帰りの支度をして愛里さんの家に向かいます。
「さてと、そろそろ帰るね。宮戸さんも帰るよね。」
「うん。いま支度するから途中までいっしょに行こう?」
「良いよ。」
さて、二人で途中まで一緒に帰ります。
考えてみると、中学生の頃はクラスメートの女子と一緒に帰るってあこがれていたなーと思いつつも、いつも隣に居るのが当たり前になっているので、意外とドキドキというのはしないなーとおもいつつ一緒に帰ります。
先ほどまで二人きりの教室でドキドキしていたというのもありますが。
途中で宮戸さんと別れて愛里さんの家に向かいます。
愛里さんの家に付き、チャイムを押して中に入れて貰います。
「ようこそ、良く来てくれたわね。」
「ありがとう御座います。清美たちはどうですか?」
「う~ん、私から言うよりも見て貰う方が良いかしら。」
居間に通されて、キッチンの方を見ると…。
何だか悪戦苦闘する様子の清美と、随分疲れた様子の愛里さんが見えます。
そして、においでどうやらカレーを作っているらしい事が解ります。
「あっお兄さんお帰りなさい。」
「ただいま」
「もう少しで出来るからまってくださいね。」
2015/7/1 誤記訂正




