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秋の暮れに君を思う

作者: 棗実弥

あゝ



木の葉の落つるこの季節になっても君はもう帰ってこない



君はこの木の下でいつも私を待って居てくれたね



木の葉が山吹色になって

ひらひらと落つるこの季節は君の美しさがよく映えたことだよ



あゝ




君は今頃何処で何をして居たのだろう

いつものように

太陽のような温かな笑顔で私をつつんでくれたのだろうか


君が帰ってこないなら

私が木の葉の枯れ果てて落つるまでこの木の下で待とう




この木の枯れるまで待とう

君にまた会えるまで

永久とわに君を待とう




秋の暮れになると、彼女と銀杏の大木の下を散歩するのが好きであった主人公は、昨年銀杏の葉が落ちる時期に喘息持ちの彼女を亡くした。

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― 新着の感想 ―
[良い点] シンプルながら、美しい詩でした。 [一言] あとがきでの説明は、なくてもよかったかなと思います。たしかに意味を伝えるには必要ですが、意味が伝わらないと絶対にダメだという性質のものではないは…
2014/10/26 07:46 退会済み
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