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この世界には3つの種族が存在する。それぞれの種族にそれぞれの言葉があり、お互いが通じることはありえない。そして部族同士の衝突が絶えず、常に統合と支配を目論み均衡がとれることは無かった。


強大な魔力を秘めた傷を体の一部に持つ、魔族。

狼と黒豹の血を掛け持ち生まれた、獣族。

そして人間と呼ばれる、人族。



そして過去にこの世界が崩れるかの如く、壮絶で悲惨な大乱闘が勃発した。

それまで種族が交わり闘うことは一度と無かったのだが、その戦争は魔族と獣族が協働し人族の完全支配を確実にするものだった。

人族の能力は3種族の中でも最弱と言われ、今回こそはどうにもならないと匙を投げる者が後を絶たず時間の問題だと思われた。


しかし死者が地面に一面と折り重なる中、戦場に一人の男を先頭にたった6人の人族が現れた。

先頭の男は身長と変わらないほどの大剣を地面に突き刺し、吠えた。そしてその声をトリガーに5人が散開する。それぞれが一方的な戦いを見せつけ、血飛沫が5人の側から吹き上がり視界は真っ赤に染まった。

大きく戦況は傾いたのだ。

敵だけではなく味方の種族まで彼らに慄き、もはや戦場は沈黙に伏した。


そしてそんな6人の内、5人を引き連れていた一番の豪傑こそが英雄と呼ばれた男。


そしてこの男こそが今後の鍵となる人族であった_。






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