魂が違うと言っている@11
「……知り合い?」
長女ラサの声が、キンと冷える。シルクのネグリジェ越しに放たれる殺気は、インターホンの電子音より痛い。
静寂
静寂
『無視? ウケる。じゃあ折るね? カチッて音が聞こえたら私の勝ち。3、2……』
「待て待て待て! 鼻は大事にしろぉぉぉ!!」
ぽんこよ勇者は三姉妹の「深夜の無防備」を置き去りにして、玄関へ猛ダッシュした。扉を開けた瞬間、そこにいたのは黒髪清楚系タヌキ顔エロビッ◯がいた
「あ、出た。救済完了w ありがとw」
図々しく室内へ入るエロビッ◯。
三姉妹とエンカ
一触即発の女の戦い。その中心で、ポンコツは静かに懐から「何か」を取り出した。
「……あの、皆様。ボクでないと見逃しちゃうね」
瞳から「執事」の光が消え、バキバキにキマった虚無が宿る。
「都合良くないですか!?こんな美しい3姉妹に拾われ!スマホを預かり、予定を組み合わせ、休日なのに深夜呼び出されたと思ったら渡韓ダウンタイム明け系鼻フル界隈が訪れサビ残というか休日出勤というか夜勤というか……それなのに全然『レベル』が上がらないんですよ!!」
「は? 何言ってるのポンコツ」
「はいこのエロビッ◯さん、あなた誰ですか!?ウーバー!?それともセラピスト!?3姉妹さん!マッサージ呼びました!?え!?呼んでない!?じゃあ誰ですか!?怖いんですけど!この世界」
ポンコツが魔王軍の最終兵器「次元崩壊スイッチ」を押そうとした瞬間
「ちょ、待って待って! 私よワタシ聖女よ!このサキュバスやるんでしょ!?態度悪く低すぎて死ぬんだけどー!♪」
「ごめん。わからない!?サキュバス!?聖女!エロビッチさん?どう見ても聖女じゃないよね!?3姉妹さん、どう見ても人間よね!?」
「このホテルセキュリティどうなってるの!?スタッフよびますよ?あ!?もしかデリ嬢!?部屋間違えてます。次回指名しますので名刺ください。!はいこれ僕のラインのIDね、」
え!?
えっ違っ!?
バタン
「ふぅ、これで大丈夫です」
3姉妹は
苦笑いしていた
「もういいわ、なんか興醒めよ、とりま日曜ランチとディナーの場所、ライン送って、はい、お前も帰って良いよ」
ポンコツは部屋を追い出されホテルの廊下に出ると
まだ先ほどの黒髪清楚系エロビッ◯タヌキ顔鼻フル界隈がいた
「やあ、久しいね、勇者」
ポンコツは驚き戸惑い
「せ、せい、聖女様!?」
違う魂が違うと言っている
目の前の女性
ただただ
ニチャャァァと
見つめている
完
11話まで読んで頂きありがとうございます♪
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