第8話:火竜の群れと、支援の装備
ギルドのホールが、活気づいていた。
冒険者たちのざわめきが、耳に届く。
俺たちは新たな依頼紙を握り、受付の女性に確認する。
「火竜群の移動調査……了解した」
女性が微笑む。
「あなたたちに、ギルドから支援よ。
工房で待ってるわ」
ギルドの裏、工房。
鍛冶師の老人が、俺たちを迎える。
「英雄たちの遺産を参考に、作ったぜ。
お前らの槍に合わせてな」
テーブルに並ぶ新装備。
・俺の槍「竜穿」に組み込む強化パーツ:【火耐結晶】(ブレス耐性UP)
・エラの杖強化:【雷氷の宝珠】(融合魔法強化)
・カイルの弓:【毒翼矢】(変異毒付き)
・ミアのベルト:【薬瓶ホルダー】(即時調合可能)
老人 registrarが言う。
「これで、群れに耐えられるはずだ。
英雄たちが使った技術の断片さ」
ミアが宝珠を触る。
「これ……英雄たちの過ちを、活かしたものね」
エラが杖に組み込む。
「試してみましょう」
街の外、平原へ。
空が赤く染まる。
遠くから、翼の群れ。
火竜群。
10頭以上のフレイムウィング。
熱風が吹き、草が焦げる臭い。
咆哮が大気を震わせる。
カイルが弓を構える。
「来るぜ……リーダー」
俺は槍を握り、叫ぶ。
「陣形!
エラ、ブレス封じ。
ミア、支援。
カイル、弱点狙い」
火竜群が急降下。
ブレスが雨のように降る。
炎の熱気が、肌を焼く。
エラの新魔法。
【氷の爆発】(強化版)
青い爆発が炎を相殺、火竜の翼を凍らせる。
ミアの【即効解毒】
緑の霧が広がり、炎毒を中和。
カイルの【毒翼矢】
矢が連射し、翼を毒で腐食。
一頭が墜落。
俺は槍で突進。
【竜耐バフ】を発動、炎を耐え。
【竜牙突き】で喉を貫く。
血が噴き、霧が出る。
激戦。
火竜の爪が俺を掠め、痛みが走る。
ミアの絆回復が癒す。
エラの氷雷融合が、群れを乱す。
カイルの罠設置で、地面に氷の罠を張り、墜落を誘う。
一頭、また一頭と倒す。
汗が飛び、息が切れる。
最後の大型火竜が、咆哮。
ブレスが集中。
俺は槍を構え、突き返す。
火耐結晶が輝き、ブレスを反射。
心臓を貫く。
戦いが終わる。
体に光。
【リオン / レベル9 / 新スキル:群れ斬り】
全員アップ。
エラ:【氷の嵐連鎖】
カイル:【空中追尾】
ミア:【集団バフ】
息を整え、竜の死体を調べる。
ミアが鱗を剥ぐ。
「これ……ヴォルガノスの血痕。
群れは、命令されて動いてるわ」
エラが呟く。
「英雄たちの封印が、解けかけ。
ヴォルガノスの遺言……『時を待て』が、現実化」
カイルが地平線を見る。
「もっと……来るぜ。
大陸全体の脅威だ」
俺は槍を担ぐ。
「なら……止める。
四人で」
ギルドに戻り、報告。
女性が驚く。
「群れを倒した……!?
上層から、追加依頼よ。
他のギルドと連携。
英雄たちの隠し遺産を探して」
ミアが本を開く。
「次の場所……深淵の谷。
そこで、秘密がわかるかも」
だが、外から叫び声。
街の空に、新たな影。
変異種の群れ。
「また……!」
エラが杖を構える。
「来るわ……!」
俺は槍を抜く。
「迎え撃て!」
(次回予告:深淵の谷への旅。
変異種の新種。
そして、英雄たちの真実が……!?)




