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ドラゴン・リヴァイバル〜伝説の代償  作者: nekorovin2501


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第6話:幻影の咆哮と、試される絆

遺跡の深部は、闇が濃く重かった。

足元から伝わる振動が、骨まで響く。

血の匂いが混じった霧が、喉を刺激する。

俺たちはランタンを掲げ、ゆっくり進む。

カイルの視線が鋭く、耳が動く。

「気配が……強い。

まるで、生きてるみたいだ」

エラが杖を構え、青い光を放つ。

「幻影……古龍の残像かも。

伝説の英雄たちが封じたものが、目覚めかけている」

ミアが本を握りしめ、呟く。

「英雄たちの記録に……似た現象が。

ヴォルガノスの血が、幻影を生むって」

俺は完成した槍「竜穿」を握る。

槍先が、淡く輝く。

「なら……対峙するしかない」

通路の先、巨大な広間。

天井が高く、壁に古い彫刻。

英雄たちの戦いが描かれ、槍が古龍を貫く姿。

中央に、赤黒い霧の渦。

渦から、低い咆哮が響く。

霧が形を成し、巨大な影が現れる。

ヴォルガノスの幻影。

体長20mほどの、縮小版。

鱗が溶岩のように赤く輝き、目が燃える。

「人間ども……代償を払え」

幻影の声が、頭に直接響く。

熱風が吹き荒れ、肌を焼く。

カイルが後退し、弓を構える。

「本物じゃない……でも、力は本気だ!」

エラが叫ぶ。

「弱点は心臓!

私が封じます」

【氷の牢獄】

青い氷が幻影の足を凍らせる。

だが、幻影がブレスを吐く。

炎の波が俺たちを襲う。

ミアが即座に薬瓶を振りまく。

【耐熱霧】

緑の霧が広がり、炎を弱める。

「今よ!」

カイルの矢が飛ぶ。

【影追尾矢】

矢が幻影の目を狙い、動きを乱す。

俺は槍を構え、突進する。

竜穿の貫通力が、鱗を突き破る。

心臓部に叩き込む。

ドン!

幻影が咆哮を上げ、霧が揺らぐ。

だが、再生する。

「これじゃ……倒せない!」

幻影の声が響く。

「絆を試せ……英雄たちの過ちを繰り返すな」

突然、幻影の霧が分裂。

四つの影が生まれる。

それぞれ、英雄たちを模した形。

槍の影、氷の影、影の影、光の影。

エラの顔が青ざめる。

「これ……英雄たちの幻影?

私たちを、試してるの?」

影たちが襲う。

槍の影が俺に向かう。

氷の影がエラに。

影の影がカイルに。

光の影がミアに。

「分断だ……!」

俺は槍で槍の影を迎え撃つ。

衝撃が腕に伝わる。

「強い……!」

エラの氷結連撃が、氷の影を凍らせる。

だが、影が溶けて再生。

「同じ属性じゃ……効かない!」

カイルの短剣が、影の影を斬る。

「動きが……俺と同じ!」

ミアの回復光が、光の影に弾かれる。

「これじゃ……!」

幻影の声。

「絆なくしては……勝てぬ」

俺は叫ぶ。

「みんな……交代だ!」

俺はエラの相手、氷の影へ。

槍で氷を砕く。

エラはカイルの相手、影の影へ。

氷で動きを封じる。

カイルはミアの相手、光の影へ。

矢で隙を突く。

ミアは俺の相手、槍の影へ。

弱体霧で動きを鈍らせる。

「これだ……!」

協力で、影たちを倒す。

霧が晴れ、幻影が消える。

息が荒い。

汗が滴る。

体に光が宿る。

【リオン / レベル5 / 新スキル:竜牙突き】

全員、レベルアップ。

エラ:【氷雷融合】

カイル:【毒針連射】

ミア:【絆回復】

ミアが微笑む。

「これが……絆の力」

部屋の中央に、輝く石。

【古龍の結晶】

触れると、知識が流れ込む。

英雄たちの真実。

彼らは狩りすぎた。

ヴォルガノスが大地に血を注ぎ、子孫を隠した。

今、目覚めの時が近い。

カイルが言う。

「これで……少し分かったぜ。

代償を払うのは、俺たちだ」

だが、遺跡が揺れる。

奥から、新たな咆哮。

「これは……本物の竜?」

エラが杖を握る。

「中型……来るわ!」

俺は槍を構える。

「なら……戦う」

(次回予告:中型竜の猛攻。

新スキルの真価。

そして、ギルドの新たな依頼が……!?)


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