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ドラゴン・リヴァイバル〜伝説の代償  作者: nekorovin2501


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第5話:孵化の鼓動と、伝説の槍

遺跡の空気が、重く淀んでいた。

壁のひびから漏れる霧が、血の匂いを運ぶ。

俺たちの足音が、反響する。

カイルの耳がピクピク動く。

「聞こえる……卵の殻が、割れる音。

少なくとも……10個以上」

エラが杖を握りしめる。

「ヴォルガノスの血が、卵を加速させてるわ。

孵化すれば……中型竜の群れ」

ミアが本をめくる。

「祖先の記録に……似たことが。

先駆者たちが、ヴォルガノスの巣を襲った時、

血が卵に染みて、変異した竜が生まれたって」

俺は槍の欠片を組み込んだ剣を構える。

「なら……止めるしかない」

奥の部屋へ。

広間。

中央に、赤黒い卵の群れ。

表面が脈打つように動き、ひびが入る。

霧が濃く、視界が悪い。

熱気が肌を焼く。

カイルが弓を構える。

「俺が偵察。

弱点は……殻の薄い部分」

彼が影のように動き、卵に近づく。

だが、卵の一つが爆ぜる。

中から、飛び出す影。

雷翼竜の幼体。

翼膜が雷を帯び、咆哮を上げる。

「来る!」

エラの魔法が発動。

【雷封じの鎖】

鎖が幼体を絡め、動きを止める。

ミアが薬瓶を投げる。

【弱体霧】

緑の霧が幼体を包み、雷を弱める。

カイルの矢が飛ぶ。

翼の付け根を貫く。

幼体が倒れる。

だが、他の卵が連鎖的に孵化。

5頭の幼体が、俺たちを囲む。

雷が飛び交い、空気が焦げる臭い。

俺は剣を振り、突っ込む。

槍の欠片が輝き、竜耐性を発揮。

雷が体を掠めるが、麻痺しない。

喉を斬る。

血が噴き出す。

エラの氷嵐が、2頭を凍らせる。

カイルの短剣が、凍った翼を砕く。

ミアの回復光が、俺の傷を癒す。

激戦の末、幼体すべてを倒す。

息が荒い。

汗が滴る。

突然、体に光が宿る。

ステータスが表示される。

【リオン / レベル3 / 職業:スレイヤー見習い / スキル:竜痕跡探知】

「レベル……上がった」

エラも同じ。

【エラ / レベル3 / 新スキル:氷結連撃】

カイルとミアも、レベルアップ。

カイル:【影追尾矢】

ミア:【竜血調合】

ミアが笑う。

「これで……少し強くなったわ」

部屋の奥、壁に隠し扉。

カイルが開く。

中は、祭壇。

そこに、古い槍の本体。

ガルド・ヴァルハートの「竜穿」。

俺は触れる。

槍が共鳴し、欠片が吸収される。

完成した槍。

【竜穿:竜耐性+30%、貫通力UP】

エラが息を飲む。

「これが……伝説の遺産」

ミアが本を読み上げる。

「ガルドの言葉……『狩り尽くすな。バランスを保て』

でも、彼らは狩りすぎた。

ヴォルガノスが、最後に遺言を残したせいで……」

カイルが耳を澄ます。

「まだ……何かいる。

もっと深い場所」

霧の奥から、低い声。

まるで、竜の囁き。

「人間よ……時が来た」

俺たちは顔を見合わせる。

「これは……竜語?」

エラが翻訳する。

「ヴォルガノスの子孫……目覚めつつある」

槍を握りしめ、俺は言う。

「なら……俺たちが、伝説の代償を払う番だ」

(次回予告:深部の脅威。

古龍の幻影との対峙。

そして、パーティの絆が試される……!?)

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