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ドラゴン・リヴァイバル〜伝説の代償  作者: nekorovin2501


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第4話:遺跡の呼び声と、影の狩人

ギルドのホールに、ざわめきが広がっていた。

朝一番の喧騒。

冒険者たちが掲示板に群がる。

俺たちは、ミアの解毒剤を飲み、腕の熱を抑えながら入ってきた。

まだ完治じゃないが、動ける程度にはなった。

受付の女性が、俺たちを見て目を丸くする。

「あなたたち……ちょうどいいわ! 緊急クエストが出たの」

掲示板の中央に、赤い紙。

【緊急:遺跡探索】

【危険度C】

【報酬:銀貨100枚+遺産の分け前】

【内容:先駆者たちの遺跡で異常発生。調査・鎮圧】

エラが息を飲む。

「先駆者たちの……遺跡?」

ミアが頷く。

「ええ。伝説の四天王が、古龍を封じた場所の一つ。

ガルド・ヴァルハートの槍が眠るという……」

女性が説明を続ける。

「昨日から、地響きが止まないの。

中から、竜の咆哮が聞こえるって報告が。

パーティで向かってくれる?」

俺は即答する。

「やるよ。

これで……伝説の代償を、少しでも払える」

エラとミアが頷く。

三人で向かう。

だが、ギルドの出口で、影が近づく。

「待てよ。新入りたち」

振り向くと、獣人族の男。

耳が尖り、尾が揺れる。

褐色の肌に、軽装の鎧。

背中に弓と短剣。

歳は俺と同じくらい、20代前半。

「カイル・ウィンドストーカー。

斥候専門だ。

お前らの噂、聞いたぜ。

竜血の霧に触れたって?

遺跡じゃ、俺の目が必要だろ」

エラが警戒する。

「なぜ……私たちに?」

カイルが肩をすくめる。

「ギルドの紹介だよ。

それに……俺も、竜に家族を殺された。

お前らと同じさ」

ミアが本から目を離す。

「獣人族の嗅覚と視力……確かに、遺跡探索にぴったり」

俺は手を差し出す。

「じゃあ……組もう。

四人で」

カイルが握り返す。

「よろしくな、リオン」

こうして、パーティは四人に。

リオン(タンク)、エラ(魔法アタッカー)、ミア(サポート)、カイル(機動/デバフ)。

伝説の四天王を思わせる構成。

まるで、運命みたいだ。

遺跡は、山の麓。

古い石門が、苔むして佇む。

地響きが、足元から伝わる。

カイルが鼻を鳴らす。

「臭うぜ……竜の血。

それに、何か変な気配」

エラが杖で門を触る。

「封印の魔法……解いて」

青い光が広がり、門が開く。

中は暗闇。

ミアのランタンが、壁を照らす。

壁面に彫られた絵。

先駆者たちの戦い。

ガルドの槍が古龍を貫く姿。

セレナの氷が翼を凍らせる。

ライラの影が卵を毒殺。

ミリアの光が仲間を癒す。

「これが……伝説」

俺は呟く。

ミアの声が震える。

「祖先の過ち……狩りすぎた代償。

ヴォルガノスが大地に血を注ぎ、子孫を増やした」

奥へ進む。

通路が狭くなり、空気が重い。

血の匂いが鼻を突く。

カイルが止まる。

「来る……!」

暗闇から、影翼蝙蝠の群れ。

翼に竜の膜が混ざり、音もなく襲う。

毒針が飛ぶ。

エラが叫ぶ。

「【氷の障壁】!」

青い壁が俺たちを護る。

針が弾かれる。

カイルが弓を引く。

「俺の番だ」

矢が放たれ、蝙蝠を貫く。

毒針を逆手に取り、蝙蝠に返す。

「デバフ……効いてるぜ!」

ミアが薬瓶を振りまく。

【麻痺霧】

緑の霧が広がり、蝙蝠の動きを止める。

俺は剣を振り、群れに突っ込む。

鱗のような翼を斬る。

血が飛び散るが、霧が出ない。

「変異種……!」

戦いが終わる。

息が上がる。

カイルが壁を調べる。

「ここ……隠し扉」

扉を開くと、小部屋。

中央に、台座。

そこに、槍の欠片。

ガルドの槍「竜穿」の一部。

ミアが触れる。

「これ……遺産。

装備に組み込めば、竜耐性がつく」

エラが喜ぶ。

「これで……強くなれる」

だが、地響きが強まる。

部屋の奥から、咆哮。

赤黒い霧が吹き出す。

霧の中から、現れる影。

腐敗樹竜。

樹木に竜の卵が根付いた変異種。

根が俺たちを捕らえようとする。

酸性のブレスが吐き出される。

カイルが叫ぶ。

「弱点は根元! 俺が囮になる」

彼が敏捷に動き、根を斬る。

エラの氷がブレスを凍らせる。

ミアの酸性霧が樹皮を溶かす。

俺は槍の欠片を剣に仮組みし、突き刺す。

ドスン!

樹竜が倒れる。

霧が晴れる。

勝利の余韻。

だが、ミアの顔が青ざめる。

「この霧……ヴォルガノスの血。

遺跡の奥に……何かある」

カイルが耳を澄ます。

「聞こえる……卵の音。

孵化し始めてる」

俺は剣を握りしめる。

「なら……次は、そこだ」

(次回予告:孵化する卵の脅威。

新たな竜種との激戦。

そして、伝説の真実が少しずつ……!?)

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