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ドラゴン・リヴァイバル〜伝説の代償  作者: nekorovin2501


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第13話:血の祭壇への道と、真の声

山脈を下りきった俺たちは、街に戻る前に同盟の緊急連絡を受けた。

ギルドの伝令が息を切らして駆け寄る。

「血の祭壇……大陸の中心で、異変が始まった!

古龍の血が大地を染め、変異種が集結してる!」

俺たちは即座に馬車を飛ばす。

道中、風景が変わる。

緑の森が黒く枯れ、土が赤黒く変色。

血の匂いが風に乗って鼻を突く。

空が常に赤く、稲妻が走る。

カイルが馬を操りながら、呟く。

「これは……ヴォルガノスの血が目覚め始めてる証拠だぜ」

エラが杖を握り、青い光を灯す。

「英雄たちの遺言……血の祭壇で決着をつけろって」

ミアが本を抱え、目を閉じる。

「共存か、絶滅か……私たちが選ぶ」

三日目の夜。

キャンプを張る。

焚き火の炎がパチパチと音を立て、温かい光が顔を照らす。

俺たちは輪になって座る。

カイルが干し肉を配り、香ばしい匂いが広がる。

「正直……怖いぜ。

古龍が本気で復活したら、俺たち四人じゃ……」

エラが火を見つめ、静かに言う。

「英雄たちも、最初はそうだったはず。

でも、絆で乗り越えた」

ミアが薬草茶を淹れ、温かい湯気が立ち上る。

「私の家系……ミリアの血。

祖先は、最後にこう言ったわ。

『憎しみだけでは、世界は救えない』」

俺は茶を啜り、槍を膝に置く。

「家族を失った恨み……まだ消えない。

でも、今はそれだけじゃ足りない。

みんながいれば……選べる」

夜空に、赤い光が瞬く。

遠くから、低い地響き。

「もう……近い」

翌朝。

血の祭壇の入り口に到着。

大陸の中心、巨大なクレーターのような谷。

地面が赤黒く脈打ち、血の川が流れている。

熱気が肌を焼く。

空気が重く、鉄の匂いが充満。

変異種の群れが、祭壇に向かって移動中。

数百の影翼蝙蝠、血鱗狼、岩殻亀竜、石竜亀……。

同盟の援軍も到着。

鉄壁の盾のパーティ、魔法使いの長老、弓手の部隊。

総勢50人。

マスターが俺たちに声をかける。

「君たちが先頭を切ってくれ。

俺たちは後方支援だ」

俺は槍を構え、叫ぶ。

「いくぞ!

四人で道を切り開く!」

群れに突入。

蝙蝠の毒針が雨のように降る。

エラの【氷の永遠封印】

巨大な氷の壁が群れを凍らせる。

氷が割れる音が響き、破片が飛び散る。

カイルの【影の連鎖】

影が連鎖し、狼の群れを絡め取り、毒で弱らせる。

ミアの【代償の浄化】

光が広がり、変異の毒を浄化。

倒れた援軍を蘇生させる。

俺の【血の共鳴】

槍が赤く輝き、竜の血を吸収して攻撃力が上がる。

【竜影斬り】で石竜亀の甲羅を粉砕。

血が噴き、熱い霧が上がる。

激戦の最中。

祭壇の中心から、巨大な影が立ち上がる。

ヴォルガノスの真の声。

黒い巨体が半分だけ実体化。

目が燃え、声が頭に直接響く。

「人間よ……ようやくここまで来たか」

声が大地を震わせ、俺たちの体を揺らす。

熱風が吹き、肌が焼ける。

エラが杖を構え、叫ぶ。

「ヴォルガノス……!

英雄たちの過ちを、終わらせる!」

ヴォルガノスの声が続ける。

「我が血は増え続けた。

お前たちが狩りすぎた代償だ。

今、血の祭壇で選べ。

血を捧げ、私を完全に復活させるか……

それとも、共存の道を選び、封印を永遠にするか」

カイルが弓を構え、歯を食いしばる。

「共存……どうやって!?」

ヴォルガノスの影が笑う。

「簡単だ。

お前たちの血を、祭壇に捧げよ。

人間と竜の血が混ざれば、バランスが戻る。

だが……お前たちの命は失われる」

ミアが震える。

「それは……英雄たちが選ばなかった道……」

俺は槍を握りしめ、前に出る。

「俺たちは……違う道を選ぶ。

命を捨てず、共存する道を!」

ヴォルガノスの影が咆哮。

黒いブレスが祭壇を焼き尽くそうとする。

俺たちは全力で対抗。

エラの氷雷の渦がブレスを相殺。

カイルの影潜行で背後を取る。

ミアの絆の盾で全員を守る。

俺の【連携突撃】

四人の力が集まり、槍が最大に輝く。

ヴォルガノスの影の心臓部に突き刺す。

ドスン!!

影が激しく揺らぎ、霧が爆発。

熱い血の霧が俺たちを包む。

影が薄れていく。

ヴォルガノスの最後の声。

「ならば……試せ。

血の祭壇で、真のバランスを……」

影が完全に消える。

祭壇の中心に、光の柱が立つ。

新しい遺産。

【バランスの結晶】

触れると、知識が流れ込む。

共存の方法……人間と竜が共存する術。

だが、それはまだ不完全。

最終決戦が必要だ。

俺たちは息を荒げ、立ち上がる。

体に光。

【リオン / レベル19 / 新スキル:バランスの槍】

全員アップ。

エラ:【永遠の氷雷】

カイル:【影の均衡】

ミア:【共存の光】

マスターが駆け寄る。

「君たち……やったな。

だが、これは始まりだ。

最終決戦……血の祭壇の奥で」

俺は結晶を握る。

「みんな……一緒に」

遠くの空に、完全な古龍の影が浮かぶ。

ヴォルガノスが、完全に目覚めようとしている。

(次回予告:最終決戦の幕開け。

血の祭壇の奥で、ヴォルガノスとの真の対決。

そして、共存か絶滅かの選択が……!?)

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