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ドラゴン・リヴァイバル〜伝説の代償  作者: nekorovin2501


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第1話:炎に焼かれた故郷

炎の海が、俺の視界を埋め尽くしていた。

空を覆う黒煙の中、巨大な影が舞う。翼を広げたそれは、赤黒い鱗を輝かせ、口から吐き出される息吹は大地を溶かすほどの業火。

「竜……!」

俺――リオンは、地面に転がった妹の体を抱きしめながら、歯を食いしばった。村は一瞬で灰に変わり、木造の家々が爆ぜる音が耳を刺す。血の匂いと焦げ臭さが鼻を突き、熱気が肌を焼く。

「兄さん……逃げて……」妹の声が弱々しく響く。でも、俺の足は動かない。

あの竜――小型火竜種の『フレイムウィング』。村の外れに巣食っていたはずのものが、なぜここに? 黄金時代は終わったのか?

先駆者たちの伝説を、村の長老が語るのを何度も聞いた。「竜絶四天王が古龍を狩り尽くし、世界に平和をもたらした」と。でも今、俺の目の前で家族が、友が、焼き尽くされている。

「くそっ……!」

俺は剣を握りしめ、立ち上がった。村の鍛冶屋で作ったただの鉄剣だ。スキルなんてない、魔法なんて知らない。ただの村人。

竜の咆哮が響き、翼の風圧が俺を吹き飛ばす。地面に叩きつけられ、視界がぼやける。

「これで……終わりか……」

――目が覚めると、そこは森の奥。体中が痛む。

どうやら、村の生存者――いや、俺一人だけか? 周りを見回すと、焦げた服と剣だけ。ステータスを確認する習慣すらない異世界の俺は、ただ立ち上がるしかなかった。

「復讐……する。絶対に、あの竜を……いや、すべての竜を狩り尽くす」

足を進める先は、噂の『竜狩りギルド』がある街。そこなら、スキルや魔法を学べるはずだ。レベル? そんなシステムがある世界で、俺は今、レベル1の雑魚。

でも、先駆者たちだって最初はそうだったはずだ。ガルド・ヴァルハートの槍のように、セレナの氷のように。俺も、いつか……。

街に着くと、ギルドの扉が重く開く。受付の女性が微笑む。「新入りさん? まずは登録を」

ステータスが表示される:【リオン / レベル1 / 職業:なし】

「これから、俺はドラゴンスレイヤーになる」

(次回予告:ギルドの初クエストで出会う謎のエルフ少女。彼女の魔法が、リオンの運命を変える!?)

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