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家庭的な彼女
(プルルル~~)
「はい、もしもし渚ですけど~。」
「もしもし雅夜ぁ~、里枝美だけど、今から私の家に来てっ。」
「いいけどー。なんか急だな。もう晩御飯の時間だぞ。」
「今日は私が雅夜に晩御飯を作ってあげる。だから、私の家に来てって言ってるのっ。」
「ホントかっ!じゃあ、今から急いで行くっ。」
「待ってるから~☆」
(ピーンポーン)
(ガチャッ)
「雅夜、いらっしゃーい。」
「よっ、今日はご馳走になるぜ。」
「今日は、雅夜のために腕によりをかけて作ったよ。」
「す、すっげぇー。これ全部里枝美が作ったのか!?」
「あったりまえじゃーん。こんなの朝飯前だよーっ。」
「もう晩御飯だけどな(笑)。里枝美にこんな才能があるなんて知らなかった。」
「そんなに褒められたら照れるよ~。」
「マジでうめぇーよ。」
「雅夜、ありがとっ。」
「俺のほうこそ、今日はありがとな。またご馳走してくれよな。」
「うん。雅夜のためならいくらでも作るよっ(笑)」
「ご馳走さま。じゃあまたな。」
「うん、またね~。」