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明らかにしたい真実

雅夜はひかりと篠田君の証言から、ひかりと里枝美の関係性が確実なものであると確信していた。



[学校]

「里枝美、放課後ちょっと話したいことがあるんだけど、いいかな?」

「……それは重要なことなの?」

「俺にとっては重要なことだ。」

「……わかったわ。」



放課後になった。

「雅夜、重要な話って何?」

「……屋上で話しをしたときに里枝美は嘘をついたな?」

「……私、嘘なんかついてないよ。」

「ひかりは関係ないって言ったよな?」

「……言ったわよ。」

「ひかりに聞いたんだ……。」

「何を聞いたのよ?」

「里枝美が別れようって言い出したことに、ひかりは関係があったことだ。」

「ひかりちゃんが、嘘をついてるかもしれないじゃない?」

「ひかりが嘘をついて何の得になるんだよ?それにお前たちが言い争ってたところを見たってやつからも話を聞いた。」

「……あのときね。だからあんなことをしてたのね。」

「………………。」

「サイテーね。」

「里枝美だって……サイテーだよ。里枝美は、俺に何かを隠してる。俺に話してくれたっていいじゃないか!」

「…………イヤよ。」

「どうしてなんだ?」

「この秘密を話したら、雅夜に嫌われてしまうから……。」

「何も知らないままのほうが、俺は……つらい。」

里枝美は自分の心の中で葛藤を繰り返していた。

「…………わかったわ。私の秘密について、……全部話すわ。」


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