名探偵な私と怪盗の彼
2024・03 作者・わたちゃん
我ながら、かんぺきな予告状・・・。
いとしい彼女のもとへ・・・・。
午後2時、私は、自分の探偵事務所から、
歩いて、自警団へ、と急いだ・・・。
「トレイド警部、またしても怪盗アモーリア
から、私の所に予告状が!!」
「何?それは本当かね?!ロッティ君」
トレイド警部が、ハンバーガーを口に
入れて咳き込んだ所を横目で見つつ
私は、封筒の赤いロウソクの刻印を
やぶり、中の手紙を読んだ。
「・・22日12時、君とクリスタルティアラを
ちょうだいする。怪盗アモーリア・・」
「いつもながら、いやみなやつです事!!
失礼にもほどがあります!!」
[まあまあ、このクリスタルティアラとは?
どこでしてるんだろう?]
「最近話題になってるマグリット美術館
ですわ、警部☆」
そこの部署にいた全員で、拍手喝采。
「~これがクリスタルティアラか~きれいねなんとか、にせものを作れないのかしら?」
「それは、良い考えだ!すぐにとりかかれ。
さすがは、ロッティ君!」
「ロッティ様ファンクラブナンバー53番
セーロンであります。ショートケーキと紅茶を
どうぞ♪お食べ下さい。」
「あら、いつも悪いわね。でも、ありがと」
私がセーロンに向けてウインクすると
セーロンは、鼻血を出してしてしまった。
「うらやましいやつだ」
「ほんとほんと、ずるいぞ。」
ポケットティッシュが、セーロンに一斉に
ふりかかりティッシュにうもれた。
「はっ!!ありがたき幸せ☆俺だけ
の特別なロッティ様のうるわしげなひとみ。」
今度は、職員のティッシュ箱ガ、あちこち
から、とんで、セーロンにぶつかった。
「お前ら、うらやましいいだろう、俺は、
ロッティ様ののんだカップとフォークにスプーンゲットしてるんだぜ!!」とドヤ顔。
さらに今度は、皆から、トイレットペーパー
がセーロンに飛んできて巨大ティッシュの山に、うもれて気絶していた・・・。
「あらら、何か大変なことしちゃったかな」
とロッティは少しクスリと笑ってしまい、
これがのちにいう「ティッシュミイラ3段
かさね男・珍事件」と呼ばれるようになる。
探偵事務所件家
ロッティは、子ウサギのペットの、毛なみを
なでる。うさちゃんの名前はハリスン。
怪盗アモーリアは私の偽物作戦が上手く
いき、クリスタルティアラの展示が終わり
その頃、アモーリアは、くやしがっていた。
あと、所長から、賞状と金一封が、私に
おくられたのであった。
FIN