本格的な殺し合い
劉備はゆらりと半身ずらして黄巾賊から距離を取り、再度その震える手で剣を持ち直した。
心臓がばくばくとこれ以上ないほど鳴っている。
人を殺した恐怖と、殺されるかもしれない緊張と、この村を守りたいと言う自制心が複雑に絡み合い、一つのどす黒い渦となっていく。
人殺しなど初めてだ。
しかし相手は『慣れていた』。
人を殺すことに『抵抗』などなく、仕方ないと言った目をしている。
この『目』が、劉備にとっては不快だった。
手汗で手が蒸れて、自然と体温が上昇しているのを、彼は感じた。
いっそこのまま突っ込もうかなどと思っていたその時。
後方から矢を放つ音と共に、聴き慣れた声が聞こえた。
「伏せろ!!玄徳!!」
「ー一!?」
あまりの突然の呼び声に反射的に地面を転がって回避行動を取る劉備。
畑の泥が少し服についたが、今はそんな事を気にしている場合ではない。
「うごっ」
「があっ」
「おぶっ」
次の瞬間、ドスっという鎧に矢が刺さる不快な音と共に、黄巾賊の男たちが短く悲鳴を上げた。
顔を上げれば、彼らはもうすでに地面に伏せて息絶えていた。
血液が押し寄せる波のように広がり、劉備は思わず後退りする。
え?死んだ?と言う文言が頭の中で踊り狂い、正常な判断力を鈍らせていく。
頭にノイズが走り、唇がパクパクと小さく動き、瞳孔が開いたままだ。
「大丈夫か?」
後ろから声がしたのでばっと振り向くと、そこには張飛がいた。
その手には小さい弓が握られていた。
劉備は困惑した表情で弓矢と張飛と黄巾賊の死体を交代で見てから、やっと頭の整理がついたのか助けてもらった礼を言った。
「あ、ありがと。お前って結構強えんだな」
「一応狩りをやっていたからね」
張飛は至って普通に言って退けた。
3本同時に矢を放つと言うのはとても訓練のいる事だ。
それくらい、村を守ることに対して必死だったのだろう。
間髪入れずに張飛は残りの黄巾賊に弓を向けて、
「死ね」
その一言はとても冷めており、まるで猟奇殺人鬼に等しいようだった。
次の瞬間。
矢が放たれて最後の一人の心臓を貫いて射殺した。
それを至近でみていた劉備には、とても現実味がなかった。
あんな軽く人を殺せるものなど、見たことがない。
また思考が停止した。
そんな時、張飛は極めて冷静な声で、
「コイツらは本気で俺らを殺そうとしている。だったら、こっちも全力で抗うしかない」
彼の目に映っているのは、こちらに向かってくる大勢の黄巾賊だった。
やあ!!
みんな、こーんにーちわー!!
呂布をどういうキャラにするか迷っている僕だよー!!
ほとんどは貂蝉とセットだけど、僕はそうだな、
李粛とセットにしてみようかな。
ほら、可愛い銀髪ショタオトコの娘にしてさ、メンタル豆腐で曇らせがいがある感じにさ。
可哀想なのは可愛い!!
みんな!!言っとくけど僕は異常性癖保持者なんかじゃないよ!
ただの紳士さ。