ドワーフ
ファンタジー世界の亜人と言えば、エルフと共に双璧を成すのが、ドワーフです。
宇宙を彷徨う赤い奴ではありません。
エルフと共に妖精族の一員ではありますが、ドワーフの肉体は強靭です。
山の民であり、鉱山を掘ったり、金属加工を得意としている場合が多数です。
その筋肉質の体躯からは想像できないぐらいに緻密な細工を施すことでも知られ、宝石や装飾品も手掛けます。
職人気質故に、頑固で融通が利かないとされます。
鉱山を掘削することから、暗闇でも見通せる視力を持っているとされます。
また大の酒好きで、歩く酒樽と揶揄されたりもしますが、アルコール中毒ではありません。
扱う武器は斧や鎚で、その筋肉質の身体と、頑固一徹の性格から真一文字に突撃する姿が、中世の北欧を風靡したバイキングを髣髴とさせます。
ステレオタイプのドワーフは、ズングリムックリとした身体に豊かな顎髭を蓄え、角付き兜を被り、大きな戦斧を振り回すパワーファイターです。
最前線で敵の攻撃を受け止め、戦斧の一振りで血路を切り開く頼もしき重戦車。
最近は可憐な美少女ドワーフもいるようですが、その辺りの設定は作者の自由です。
可憐な外見に騙されて、酒飲み対決で美少女ドワーフに惨敗する下心丸出しの冒険者が続出してもいいでありませんか。