ケンタウロス
馬の首の部分に人の腰から上が乗った姿をしているのがケンタウロスです。
古代ギリシアに棲息していたとされる存在ですが、恐らくは騎馬民族に対する恐怖感などが風聞となって生まれた存在でしょう。
弓や棍棒を使った戦闘術を得意として、無類の酒好き、気性は荒いとされています。
ファンタジー世界でも概ね同じような設定ですね。
ギリシア神話ではケイロンというケンタウロスの賢者が登場します。
彼は神々から音楽、医学、狩猟などを学び、それらを後の英雄たちにも授けました。
彼が養育や指導した英雄たちは、イアソン、アスクレピオス(医術)、カストル、ヘラクレス、アキレスらがいます。
温厚で知的なケイロンでしたが、後にヘラクレスの放った毒矢が膝に刺さり、苦しんで亡くなります。
元祖「膝を痛めてしまってな」ですね。
他作品ではありますが好きなエピソードとして、小人族と弓矢の腕前を競う話があります。
矢の的として果物を使うのですが、ケンタウロスはその力強さで命中させた果物を粉砕し、小人族は矢が刺さるのみに留まります。
初撃は双方命中ですから引き分けですが、小人族は「じゃあ次」と言いつつ二本目の矢を命中させ、ケンタウロスは困惑したまま勝負を終えました。
その機転を気に入ったケンタウロスは、小人族を勝利者として宴会を開くと言った感じの説話です。
気性は荒くとも、豪放な性格のケンタウロスを表現する良い話を、私も書いてみたいですね。




