防災の日
大正十二年九月一日十一時五十八分、南関東を震源に甚大な被害をもたらした大災害、関東大震災が発生しました。
未曾有の震災は首都東京に壊滅的な被害を与えましたが、建物の倒壊などは神奈川県内が多く、沿岸部は7mの津波が押し寄せていたそうです。
都内の死者の多くは地震の後に発生した火災が原因で、火災旋風という炎の竜巻のような現象が発生して、被災者の中には吹き上げられて15kmも飛ばされた方もいたようです。
この関東大震災を教訓に防災訓練が行われるのですが、近年は形式的な訓練から脱却しようと、消防庁や警察庁、自衛隊などが連携して救助活動を行う訓練が実施されているようです。
私が行政機関の一員なら、防災訓練には自衛隊を必ず呼びます。
何故なら、大災害での救助活動は自衛隊に頼らなければならないからで、地域住民にも自衛官に慣れ親しんで貰うのが円滑な救助活動の一助になると思うからです。
また避難所での炊き出しも自衛隊が担う可能性を考慮すれば、自衛官の調理する食事にも慣れることができる防災訓練への自衛隊参加は、とても有意義です。
「自衛隊のカレーが食べられるぞ」の合言葉で地域住民が防災訓練に参加してくれれば、それもまた良い傾向と思うのですけどね。