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<第61話> 合同演習②

「ミッキーいい??私が頑張って2体引き寄せるからその隙に顔面にパンチして!!」



「了解!!」



「ハルト君!いつでもオーバードライブは起動できるよ!!270度と45度に標的を確認!落ち着いた立ち回りを心がけて!」



それぞれのポジションへ移動し1801小隊は佐倉カイセイが手前のシャドーアサシン、僕とナナミで2体のシャドーアサシンを河野ちゃんが遠距離からのサポートと攻撃を行う。残り3体は1802小隊が手分けして片付けるらしい。



住宅地を模したフィールドを疾風の如く走り抜けると奥には漆黒のボディに翼にも見える2枚刃を見せびらかし邪悪な笑みを浮かべるシャドーアサシンが2体。



「ワープイヤリングを投げる!!」



ナナミが右耳のイヤリングを取り出し上空に投げる。それと同時にエアーライドを起動し目の前にジャンプパネルを展開!



ジャンプパネルの上に足を載せると勢いよく跳ね上がった!それを見たシャドーアサシンは2体ともナナミの所に高速移動し手に備えついた鎌を彼女に突き刺そうとする!



「今だよハルト君!!」



「オーバードライブ展開!!」



今回からがABD「システムオーバードライブ」が改造が施されたことにより名称が変更。その名もオーバードライブ!!旧式との変更点は全体的な活動時間が増加しエネルギー効率が格段に上昇し無駄を省くことに成功。起動までの時間が早くなりクールタイムが短くなったことによりオン・オフの切り替えがしやすくなった!



すると尾てい骨周りのABD本体のエネルギー機関が発熱・発光し噴出口からエネルギーの星屑があふれ出す!露出した鮮やかに光輝く緑色のエネルギーはABD本体のエンジンに火をつけ人間の運動能力の限界を引き延ばす。大量出力を実現させた攻撃特化ABDは「オーバードライブ」は仕様なのか弊害なのか手足からエネルギーが漏れ出し手首、足首には緑色の稲妻が纏わりついてる!!



ナナミが左耳のイヤリングに触れると2体のシャドーアサシンの合間から姿を消した。そして2つの鎌はお互いの鎌を突き出し体を傷つけあう!今しかない!



左のシャドーアサシンの顔面に全身のエネルギーを左手に集中!!エネルギー体で出来た左腕は緑色に変化し周辺には緑の稲妻が発生していた!



「喰らえ!!エネルギーエミッション!!」



ぎゃあああああああ!!!!! はあああああああああ!!!!



パリン!!!



シャドーアサシンの鎌はお互いの腹を突き刺していたので抵抗することすら出来ず稲妻に満ちた緑色の拳を顔面に大打撃!!左のジュウシンの醜い顔面はガラスのように粉々に消し飛び胴体と手足を残しそのまま倒れこんだ



「ハルト君!ナイス!!」



「こちらエイジ。応戦を頼む!!」



「ミッキー!!あとは任せて!残りは私がやるから1802小隊の方へ行きな!」



「分かった!ナナミあとはよろしく!」



僕は「オーバードライブ」のスイッチをオフにして急いでエイジの所へ向かった、、、





佐倉カイセイ



「佐野君!!三木君が1体撃破、、、クリアタイム的に佐野君もうそろそろで倒したいところ!!」



「分かってますよ新座さん!!」



刃を4本使って2本の刀で黒いジュウシンに対応しているが人型離れした素早さに苦しい顔一つ見せない圧倒的パワー、どの面において高性能。今までのジュウシンと攻撃パターンが違いすぎて攻略方法が見つからない!



キン!!キン!!キキキキ、、、、キン!!



2本の鎌を巧みに操り突きに薙ぎ払い、さらに回転技まで豊富な攻撃パターン。カウンターをしても体制を崩すことのない強靭なフィジカル、、、手裏剣や麻痺丸で投げつけても避けられる。



「カイセイ!!牽制できる??私その隙に攻撃するから!!」



「やってみる!、、、サイクロンモードにシフトチェンジ!!」



シャドーアサシンの黒くて細長い足に真っ先に滑り込む!!左足に纏った竜巻は勢いを増し地面にこすり合わせることでそのまま加速する!足元から灰色の煙が刃のように鋭くなっていく!!



シャドーアサシンは2本の鎌で必死に抵抗するが鎌の刃から火花を散らしどんどん押されていく!!



バヒューン!!!



マイがやつの頭めがけてスナイパーライフル「パルサー」の鉛玉を打ち込む!しかしシャドーアサシンは顔を守るべく後ろ羽根2本で必死に抵抗!



「カイセイ行ける!!」



「OK!!」



すぐさまサイクロンモードを解除して3本の刃で手裏剣を展開。やつはそれに応じて2本の鎌で攻撃を繰り返すがマイが「アンドロメダ」を使用し青い壁を生成。



俺はその隙にバク転をしながら鎌攻撃を避けつつジュウシンの右腕に乗ることに成功!!



「とどめだああああああ!!!」



顔面に飛び込み上から下へ手裏剣を突き刺し手に持ったまま回転させた。手裏剣の刃はどんどんやつの頭を削っていき、あっという間にやつの頭は真っ二つになった、、、




山崎ナナミ



残り1体後は正直余裕、、、とっととクライマックスで閉めるか!!



私は左耳のイヤリングを直に落としてABDにあるピンクのボタンを押す!



「あんたが消えてなくなるまで何度でも蘇ってみせる!デスケープ!!」



私はアビスの槍を地面に突き刺し空高く飛びあがる!黒いアレも鎌を振り回し私の動きを追う!私は一歩攻め込みアレの体に傷を入れる!そのまま背後に回り込み槍を胴体めがけ投げる!!



ぎゃあああああああ!!!



胴体に勢いよく槍が突き刺さり悲鳴を上げているその瞬間に槍を引き抜こうとしたその時!



私の体は無残にアレの鎌によって引き裂かれてしまった、、、と思った??



シュイーン!!



私の体は元に戻り左耳のイヤリングを落とした場所に復活した!これが私のABDクライマックス「デスケープ」。左耳のテレポートイヤリングを地面に置いてから制限時間内なら瀕死状態になっても置いた時の体力を引き継いで何度も復活する。



「その顔うぜぇんだよおおお!!!!」



シャドーアサシンの胴体にしがみつき何度も何度も槍を突き出した。跡形もなく胴体を粉々にし骸となった頭の上に座り込んで髪の毛をいじり始める。



「これミッキー見てないかな、、、私絶対怖い顔してたよね。引かれたらどうしよ、、、」



「ナナミちゃんサボってないで応戦して!!」



「はいはい、、、」






次回へ続く、、、





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