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<第1章の細かい設定・用語集>

<時代背景>



カドガウラ進攻


2015年5月10日 夜の11時に自衛隊偵察チームが上空に戦闘機を発見その5分後に新型爆弾「カタストロフィ」がカドガウラ市街地に投下されて青白い光を放った瞬間カドガウラ一面が火の海になった。死者15万人、行方不明者20万人という1945年の原爆投下以来の爆弾投下事件である。


、、、とテレビでは言っているがこれは真実とは言えるのかは疑問である。行方不明者がこんなにたくさんいるのはこの青白い光の中に入ると姿形もなく消し飛ぶ。なので安否不明とはなっているがほとんど死んでいて死体すら残っていないというのが正しい解釈であろう。光の目撃者の中にはあの時白く輝く影がいたとか白い影が民家を破壊してたとかメディアに訴えていた人もいたらしいがこの光を浴びると目に白い部分ができるためそのことによって化け物と勘違いしたのではないのかという説が有力候補らしい。新型爆弾に放射線が入っているかは今のところ確認されていない。後遺症に悩む被害者もいないのでこの爆弾と放射線はおそらく関係がないだろう。爆弾を投下した犯人は反政府軍のテロ行為であると言われているが現在反政府軍のトップを全員処刑後から3番街事件まで軍事攻撃は行われることは無かった。




3番街事件



2020年5月10日 カドガウラ進攻からちょうど5年後、ジョウホク3番街の廃棄場において凍結されていたはずの新型爆弾「カタストロフィ」が誤爆した。住民死者は0人、軍事関係者の死者は25人。


大爆発する前、空には5機のヘリコプターがあった。自衛隊広報部によるとそのうちの1機がジョウホクを偵察中にカレーダーに新型爆弾の反応があって解析してみたところ新型爆弾の凍結が溶けていることが分かった。

これに気付いたのが爆破まで3時間ということもあって急いで3番街に緊急サイレンを入れ他4機のヘリコプターを派遣。たまたま3番街は居住区ということもなく付近に人がいなかったので住民による死者は0だった。自衛隊員の貢献を称えると述べている。5機のヘリコプターが爆弾に気付いていなかったらもっと被害は大きかっただろう。




<地名>



カドガウラ


人口約40万人の中型都市。工業がとても栄えていて特に軍需産業に力を入れていたことが分かっている。爆弾を落とす対象にここが選ばれたのは反政府組織が戦争を有利に進めるために軍需生産を停止させたかったのだろうと言われている。その後反政府組織はカドガウラ進攻以降政府の怒りを買い反政府組織を解体させてこの事件は終息している。



ジョウホク


人口推定20~30万人 政府の目が行き届いていない通称「政府管轄外都市」である。

人口が推定なのは住民票をすべて受理してはないのと住居と定義されにくいところに住む人もいるので正確な調査ができないためである。別名「蟻地獄」といわれここに来たものはこの町を抜け出せず一生を終えるとまで言われる。たとえ外に出れたとしても奴隷のように働かせられるのが当たり前だ。平均所得が他の街に比べ圧倒的に低い。



ミカサ


人口80万人 首都機能も果たす巨大都市で行政を政府から独立して行う「地方行政都市」である。

なのでミカサ独自の徹底した教育プログラム、医療制度によって高水準の教育や健康度を保っている。

行政のトップは大企業の経営者が行っていることもあり財閥や派閥争いが強い。この町では家柄が重視されているなどミカサ独特の社会問題を抱えている。




<その他>



私立ミカサ中学校・高等学校



生徒2000人を抱える超巨大マンモス校。専攻は攻撃手コース(AT) 管理者コース(MG) 技術者コース(TE)の3コース存在し合計6年間通う中高一貫校。ジュウシン対策に徹底したミカサ独自の教育カリキュラムで優秀な人材を育成するとともにミカサの安全を守る警備的な側面もある。入学試験は一般入試、一般推薦入試、特殊推薦入試がある。編入試験は特殊推薦編入枠のみ(ハルトは特殊推薦編入枠)。年間40~50万ほど高い学費がかかるので払えない家族のために特殊推薦枠のみ全額免除制度が適用されている。

一般 事前に公開された入試科目で試験を行い合否を判定する。

特殊 ABToL関係者が推薦状を提出したうえ推薦委員会の承認が全会一致(5人)が通った時入学が許可される。

特殊推薦が通るのはこれから戦士として期待できる生徒が非常に多くバーテックス(対人戦)のトッププレイヤーは特殊推薦枠がほとんどである。




私立ミカサ大学


本編にはまだ登場していない4年制大学である。学部は教育、経済、理学、工学の4種類3000人の生徒を抱えている。



ABToL(Anti Beast Technology of Laboratory)


日本語で対ジュウシン用技術研究所。その英語頭文字をとってアブトルと読む。ミカサ最大の研究機関であり主にジュウシン対策を大きなテーマで研究されている。メンバーはミカサ中・高・大の教員や生徒、在籍研究員や戦士をサポートする企業や技術提供、開発を行う企業多種多様な人間がここに集結している。上は3階下は地下5階までで構成されている。


3階 監視塔、指令室 会議室

2階 エントランス

1階 出撃ゲート 車庫

B1階 研究施設

B2階 研究施設

B3階 演習ルーム 学習塾 個人ルーム

B4階 観戦ルーム 

B5階 開発製作所 その他管理



ABD(Anti Beast Device)


日本語で対ジュウシン用装置。一般的には腰に巻くタイプが多いので別名仮〇ライダーベルトと呼ばれている。だがエネルギー噴出口を後ろにしなければなら機械本体は後ろに巻き付ける。ただしすべてが腰に巻くタイプだとは限らない。ジュウシンの持つエネルギー機関を人工的に再現した装置らしい。この装置がのちにハルトにとって大きなカギとなる。




バーテックス



日本語で頂点を意味する。スポンサーからの資金を貰うことを目的とした公式スポーツ。アブトルの隊員はABDを装備して指定された武器を使用し選手としてバトルする。公式戦は1対1の専属オペレータをつけて出場する。相手のABDを壊したり相手の意識を奪ったり対人戦上のロスト状態(現実での死にいたるレベルのケガ)になるまで勝負が続けられるが実際に殺されることもなければケガすることもない。あくまでもケガや転倒は演出である。今年で4年目を迎え年に3回の対人戦シーズンがある。現在はシーズン12。たくさんのスポンサーがABDや戦闘服、武器、サポート面に出資するのでそれらには人気選手になればなるほど多くの企業がつく。バーテックストッププレイヤーは戦闘服に多くのパートナーシップによって結ばれた企業のロゴやその人をモデルに起用したファッションブラン。メディアもそれらにとても注目するので一般人に与える影響力は大きい。


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