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君に贈るレクイエム

作者: 山羊ミウメ

恋愛に悩む、全ての人に捧げます。

不可解に感じることがあるのならば、わざわざ目をつぶる必要はありません。

勿論、完璧な人間なんていないのは重々承知です。

それに彼はあなたの理想を忠実に再現してくれるロボットじゃない。

誠実の定義だって、人それぞれ尺度が違うのは実は当たり前だったりします。

その中でどれだけ相手を受け入れられるか、相手を許せるか、相手を信じられるか、

それだけが恋愛だと思っていました。

それが愛することだと。

だけど、恋愛って難しいですね。

わかった気になりながら、正解なんてどこにもないことを知りました。

受け入れられないことは、許せないことは、信じられないことは、

別にそれでそのままで良かったんです。

それが、今の私の答えです。

私は彼との交際期間1年半、必死に彼の人生、思想、全てと向き合いました。

これだけは胸を張って言えます。

私なりにではありましたが、本気で彼を愛していました。

誰よりも幸せになって欲しかった。

彼の誠実の定義には何度も首をかしげ、それでも人間は完全ではないからと不可解を誤魔化していましたが、結果、思わぬ形で別れを迎える事となりました。

今ではそれでよかったと思っています。

彼を本気で愛していたのなら、彼と別れて良かった。

私とも、あの頃の自分とも他人になって初めて、自分を知って見つめ直して欲しいのです。

自分がどういう人間だったのかと。

それでどうか、新しい愛する2人で幸せになって欲しい。

新しくお付き合いする方が現れたら、大事に大事に愛してあげてください。

どうか体と心の全てをいっぱいに幸せで満たして。

私の事、沢山愛してるって言ったでしょ。

きっと悲しくて堪らない時間が貴方にもあったんでしょ。

その全てを、今目の前で愛する人に全力で投資しろ。

それで私の気持ちは初めて報われます。

君に贈るレクイエム。

どうか、未来の君たちに幸あれと。

それで今度こそ、本当にサヨナラだ。

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