表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/86

特徴と姿

二人は出会った所から離れ、一番近い街『アルーシャ』へと向かう道中、司は先程聞き忘れた事を聞くことにした。

「そういえば、八種族あるとか言ってましたけども、それぞれの特徴とか、得意なこととかあるんですか?」

「ああ、言ってなかったわね。そうね、

人種族は私や貴方のような容姿で、策略に長けている所ね。

エルフは見た目は人種族と変わらないんだけど、耳が尖ってて、弓が得意で百発百中とか言われてるわ。

ドワーフは背丈は小さく、毛深いわね。色んな意味で。力も強いけど、製鉄などの技術は最も優れてるわ。

妖精種族は姿は5テライ(1テライ=1,5センチ)程で輝いてるけど数も少なく見かける事は難しいわね。戦闘は出来ないけど、特殊な力があるとか言われてるわ。

獣人種族は人間の姿に獣の耳を付けたような姿。単純な戦闘力は平均的だけど、『気功』という物があると言われてるわ。

魔人族は褐色の肌に小さな角が頭に生えてるわ。五感、特に視力と聴覚がとてつもなく優れており、第六感なる物があるとまで言われてるわ。

神族は人種族の姿に羽を生やし、頭に輪っかがあるような姿。数は少ないけれど戦闘力は100人の神族で100万の魔族を潰す事も可能とまで言われてる程の力ね。

この七種族が人間種族と呼ばれるわ。」

「長い説明でしたね。ってあれ?魔族は人間種族の枠組みには入れないんですか?」

「何というか、特殊なのよね。」



ミスティア曰く魔族は外獣の進化系のようなもので、知能があるらしく、喋ったり、狡猾な策略を考える事があるらしい。また、外獣を操る力があると言われている。

「さらに、伝説では、この魔族を統べる王、『魔王ギルサンダー』なる存在もいて、今は封印されているのよ。」

「はあ、魔王ですか。悪しき存在みたいなものですかね。」

「残念ながら分かってないのよ。伝説では人間種族相手に戦争起こそうとしている事もあれば、友好的な一面を見せる時もあるのよ。」


これまでの説明で司はふむ、と納得した。改めて彼女を下から上まで舐めるように見てみると、

(ミスティアさんは実に僕好みの姿ですね。)

と、説明に関係ない事を考えた。

確かに、高校生だった彼に彼女の姿は魅力的だろう。顔はツンとしながらも身体は出るところは出て、締まるところは締まる、つまりは

(エロい身体つき、ですね。好みにハマってます!)

そういう事だった…。

ミスティアの方は悪寒を感じながらも観察してみると、

(こんな女顔の上に弱そうな、先程の戦闘見てなきゃ盗賊とかに狙われそうな男よね。)

と思った。何せ、彼は女顔の上に華奢そうな見た目と言う、痩せてもなく、太ってもいない姿、言うなれば逢空 ◯太のかくラノベに出てくる主人公のような姿だった。

「いや、地の文、何言ってんの?伏字あっても大丈夫かわからないんだから、作家の名前出すのやめてくれない?」

「何言ってるんですか?ミスティアさん?」

「いや、何でもないわ。」

あ、もしかして………、そう言う?

「地の文は反応するな!というか、そう言うて、何のことよ!」


「誰と話してるんでしょう?ミスティアさん?」

疑問に思う司だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ