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エピソード3
竜斗が私の腕の中で寝返りをうつ。彼の頬にかかった髪の毛を指で払った。そしてしばらく竜斗の頬のやわらかい感触を楽しんでいると、竜斗が目を覚ました。
「夕顔、おはよう」
まだ寝ぼけているらしい。
「ふふっ。もう午後3時になるぞ。」
「本当?まだ3時? 」
「夕食まであと4時間ある。まだ寝ていても大丈夫だぞ。」
そういって私は竜斗の額にキスをした。
すると竜斗は唇にキスを返してきた。それを逃さず舌を絡めとる。
「はぁ、あう、ゆうがお、うぁ、いっやぁ」
すぐに嬌声があがる。そのまま押し倒そうとした瞬間視界が暗転した。