鬼殺し
戦闘シーンって難しいね
僕は戦闘パートより日常パートのほうが好きだな
どうも、凡人の普通で無難な作戦を考えたものです。
今、現在進行形で襲撃中。 子鬼達が逃げ惑うところに2～3体残して触手で貫いていく。
『貫通補正』の効果で貫通力が上がっているようだ。 木の盾ごと貫ける。
「ギギャアアアァァァァァ」
「グゲエエエェェェ」
「ギッッ！？！？」
子鬼の悲鳴と血飛沫が上がる。
この光景をみても何も感じることが出来ない。
なんだか本当に化物になってしまったような気分だ。
姿は変わってもせめて心だけは……
心の中で苦笑する。 ―――――こんなこと考えてる時点でもう……
「私が強くなる為に、私の糧となってくれ」
死んでいく子鬼にそう小さく震えた声で呟いた。
殺した子鬼に向って自分の体を小さくしたものを飛ばして吸収させていく。
今頃、地上から私のもとに戻ろうとする分体が取り残した死体を回収しにくるだろう。
そして、最下層。 一番広いところの中央に子鬼の長がいた。
子鬼は全員武装しており警戒をしている。
悲鳴が消えたことに気がついているのだろう、落ち着きがない。
私は、見つからないようにこっそり後ろの子鬼に襲い掛かり丸呑みした。
子鬼はようやく私に気付き驚いていたが、長は誰より早く自分を取り戻し、子鬼に私を包囲させた。
私はわざと取り囲まれ、いっせいに私を叩き潰そうとしたとき、その一瞬のうちに触手で周りの子鬼を突き殺した。
私が通って来た道以外は潰してあるので私が子鬼達の背後を取ったため、子鬼達が一斉に出口に逃げ出した。
だが、その先には私の分体がいる。
子鬼達はそいつにどんどん喰われて悲鳴を上げる。
「グボッ！ ゴボボボッッ」
「ギッ！！ ガァッ……！！ ググゥ……」
部下が全滅したことに気付いた子鬼の長はこちらを血走った目で睨みつけてきた。
「ギギギギイイイィィィ！！！！！！」
ブォン！！！
かなり大振りな攻撃だ。 だが当たればかなり拙い。
触手で持っている武器を叩き落そうとするも失敗する。
少しこちらがおされ気味だ。
このままではやられる……！
「しまった！！！」
子鬼の長はその手に持った棍を私に向って振り下ろしてきた。
「くっ……≪ふぁいあっ！！≫」
とっさに魔法を撃つことに成功した。 が、その魔法は右手の盾に受け止められてしまった。
「ッ！！！まずっ！！」
そのすきに再び棍を振り下ろす子鬼。
――――こんなところで……
子鬼の長は予想外に強かった。
今の自分では正面からは勝てない。
だから……
―――――――――――――――――グパァ！！！
「ギギッ！？！？！？」
先ほど巣にいた総ての子鬼を吸収し終え、かなり大きくなっている分体が子鬼の長の後ろから襲い掛かった。
「やった……」
「ギイイイィィイィィィイィィィ！！！！ アアアアァッ！ァァ……ギギ…ギ………」
子鬼の長の断末魔が聞こえてくる
この声をどこか心地よく感じてしまう。
そしてこの巣にいる子鬼を全て殺した私の頭にあの声が響いてきた。
［ゴブリンの巣を襲撃しろ］をクリアしました。
ゴブリン殲滅率：208/208
ゴブリンの巣踏破率：100％
宝回収率：0/0
ボスモンスター：ハイゴブリン Lv8
ボスモンスター討伐ボーナス：スキル『統率』『カリスマ弱』
クリア率100％ボーナス：全パラメータアップ＋10
スキル『良運』
Level up
Level：5→16 ＋11
生命力：120/605 ＋575
魔力：3/114 ＋109
攻撃力：79 ＋58
防御力：43 ＋27
素早さ：127 ＋49
器用さ：103 ＋47
賢さ：101 ＋63
魅力：49 ＋37
Skill get
NEW 『統率』
NEW 『良運』
NEW 『カリスマ弱』
NEW 『解析者』
NEW 『高速思考』
NEW 『圧縮』
NEW 『魔力攻撃力増』
NEW 『物理無効』 +1
NEW 『分裂』
NEW 『鑑定士』
NEW 『高速処理脳力』
NEW 『種』 ※このスキルは開放条件が満たされていません。
ゴブリンからスキルを奪いました
NEW 『繁殖力』 +109
NEW 『絶倫』 +110
NEW 『無謀』
『初級性魔術』 ＋109
『初級魔法』 ＋112 連射が可能になりました
木の棒を吸収しました
NEW 『打撃補正』 +1
NEW 『打撃耐性』 +1
木の盾を吸収しました
NEW 『衝撃補正』 +1
NEW 『衝撃耐性』 +1
木の弓矢を吸収しました
NEW 『刺突補正』 +1
NEW 『刺突耐性』 +1
ハイゴブリンからスキルを奪いました
NEW 『進化』 ※開放条件を満たしていません
NEW 『強者』 +1
NEW 『狡猾』+1
NEW 『種族の長』 +1
木の棍を吸収しました
NEW 『棍術補正』
人間からスキルを奪いました
NEW 『薬師』
NEW 『言語能力』
NEW 『鍛冶師』
NEW 『魔法使い』
NEW 『冒険者』
NEW 『全状態異常耐性』
NEW 『俊敏』
NEW 『直感』
NEW 『神官』
NEW 『光属性魔法耐性』 +1
NEW 『回復力上昇』 +1
今回はかなり成長できた。
吸収した子鬼の分の質量を使って触手の射程を伸ばしたり、数を増やしたりできるので、もう苦戦することはないと思う。
しかも自分と同じ強さ、大きさを持った分体を作ることができるようになった。
こいつは勝手に生き物を喰らい、強くなるのでよく本体より強くなる。
制御を自分がしているので動きも連携も取り易い動きだ。
先ほど倒した子鬼の長は子鬼ではなく中鬼という名前のようなので中鬼と呼ぶことにする。
中鬼はやはり他のやつよりも強かった。 おかげで私もかなり強くなれた。
しかし、子鬼達を蹂躙していく時、凄まじい快楽を感じた。
本格的に心が体にひきづられているのだろうか。
私はそんなことにはならない。 なるものか。
『冷静』を発動したまま、そう決心した。
だが、まだ強くならねば……
子鬼はあれで弱いほう。
もっともっと強く。 誰にも負けないぐらい強くなりたい
そのために殺す。 皆殺す。 殺した数だけ強くなれる。
私は人間だった頃ではありえない感情を胸に抱いたまま次の獲物を求めて動き出した。
Skill get
NEW 『悪■♯道の▼』 ※開放条件が満たされてません
NEW 『求敵飢』
NEW 『×道を％＃＄者』※開放条件が満たされていません
他の小説読んでて偶に思うけどもっと長くしたほうがいいのかな？
具体的には4000字前後
一応設定集は出すつもり
