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四十六から五十
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今めく子 疼き行き先 シアター(だ 悪しき先行き 数刻眩暈
いまめくこ うずきゆきさき しあたー(だ あしきさきゆき すうこくめまい)
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馬屋の裏 荒みがら空き シアターだ 悪しき荒神 流離う野山
まやのうら すさみがらあき しあたー(だ あしきあらがみ さすらうのやま)
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会う夜中 気弱虚ろ日 エスパーは 末広通話 善きかな養痾
あうよなか きよわうつろび えすぱー(は すえひろつうわ よきかなようあ)
※ 養痾(よう‐あ) 病痾を療養すること。長わずらいの療養をすること。
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昨夜な退き 年と春との 煙し橋 武家の取る刃と 粢供えよ
よべなそき としとはるとの けふしは(し ぶけのとるはと しとぎそなへよ)
※ 昨夜(よ-べ) 昨夜。ゆうべ。夜半から夜明け前までの時点では、それまでに過ぎた夜分をいい、夜明け以後の時点では、その夜明けまでの一晩をいう。
退く(そ・く ) 離れる。遠ざかる。退く。逃れる。
粢 神前に供える餠。水でこねた米の粉を長円形に固めたもの、または蒸してついたもち米を長い卵形に作ったもの。「しとき」とも。
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軽い手間 つい買う本誌 右翼説く 用心棒が いつまでいるか
かるいてま ついかうほんし うよくと(く ようじんぼうが いつまでいるか)




