番外編 リヴィアからの手作りお菓子
──これはまだリヴィア・ゼフィール、ファリオン、ルセア・ミクスが別荘にいる当時の出来事だった。
俺、ファリオンはこの広い室内でソファに座りリヴィアから貰った色々な本を夢中になって読んでいたらバンッ!…と、扉が開く音がし俺は肩をビクリと震わせ慌てて扉の方をみると口角を限界まであげて目をキラキラさせたリヴィアがそこにはいた。
思わず眉をしかめてリヴィアを見ていたが、リヴィアはなにかが乗ってる小さな皿をもってこちらに早足で来ては俺に楽しそうに言った。
「はい!ファリオン、これ!」
ズイッ…と、皿を目の前に見せてはそこには薄茶色のかわいい形をしたなにかがそこには置いてあった。俺はそのなにかを手渡してきたリヴィアを見上げ思わず首を傾げるとリヴィアはにこにことしながら口を開く。
「これね、僕がつくったクッキーなんだ!…あ、へんなものとかいれてないからそこはあんしんして?」
リヴィアは笑顔で皿の上のものを説明したと思えば焦ったように表情を曇らせながら俺にそう言った。
(そもそも、クッキー…ってなんだ?)
俺は誰かからなにかを貰ったことなんて一度もなく、不思議とクッキーなんていう単語に引っかかりを覚えリヴィアに聞く。
「なぁ、クッキー…ってなんだ?あと、俺にくれるのか?たべれるのか?」
不思議そうに聞いた俺にリヴィアは驚きを隠せず、目をぱちくりとさせていたがなぜか優しい雰囲気を纏いながら俺に説明した。
「クッキーていうのはね、たべものなんだよ?たくさんのかたちやあじがあるおかしなんだ!」
そう嬉しそうに話すリヴィアに俺は納得はするが、イマイチぴんと来てなくて首をかしげてポカンと口を開けていたら、リヴィアが丸型のクッキーをひとつ取り俺の口に放り込んだ。
「んぐっ!?」
思わぬ出来事に俺は慌てて口を抑えすぐにリヴィアへと視線ギロリと向けるが…リヴィアはニヤけながら俺の反応を楽しんでいたのに気づき、俺はその事に少しの不服さを覚えるがもぐもぐと口の中でクッキーを咀嚼し、飲み込むと今まで食べたことない美味さに驚いて思わず逸らしていた目をリヴィアにキラリと向ける。
「リヴィア…これ、すげぇうまいぞ!!なんだこれ!?」
そう目線がリヴィアと皿に行き来してしまうが、リヴィアはにまぁ…とした表情をしながら『でしょ!』と俺に言ったが、そんな表情を見ることなく俺は皿に乗ってあるクッキーを頬張った。
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